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2008年4月14日 (月)

道重さゆみのダンゴムシトークをふりかえる。

今週水曜日、つまり4月16日にはモーニング娘。36枚目のニュー・シングル、「リゾナント ブルー」が発売される。高橋愛、田中れいなのツートップ体制が強調された、大人っぽくてカッコいい曲だ。すでに「ヤングタウン土曜日」などでも話題になっているように、道重さゆみのソロ・パートは「うーん」「はーい」「ヘルプ・ミー!」のみ。このことを「ヤングタウン土曜日」ではネタにして、「今夜もうさちゃんピース」では「日本語は一切歌っていません」などという言い回しをしたりしている。結果、先週のアメーバ・スタジオからの生放送などを見ると、道重さゆみの「ヘルプ・ミー!」を待ち構えるかのように多数のコメント書き込みがあったりと、おいしいネタになっているようだ。

というわけで、今週はプロモーション週間ゆえに、ほぼ毎日、モーニング娘。メンバーがテレビやラジオに出演する。道重さゆみはレギュラーのラジオ2本に加え、ラジオやネット配信番組に出演したりする。金曜日深夜には日本テレビ系列の音楽番組、「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」に出演する。この番組には新曲が発売されるたびに出演しているが、モーニング娘。の扱いはどんどん小さくなり、最近では番組メインのトークコーナーに呼ばれることもめっきり無くなってしまった。過去の動画を探索すると、かつては司会の青木さやかと道重さゆみがかわいいとかかわいくないとか言い合ってバトルしていたり、同じく司会のキングコングにボケとツッコミのお約束を試されたりしていたようだ。

収録観覧者からの情報で、今回は久々にトークコーナーに出演しているということが分かった。しかもトークはかなり盛り上がり、中でも道重さゆみはかなり目立っていたという。キングコングの梶原雄太が思わず「モー娘。おもろいなあ」と呟いていたという書き込みもあった。要は番組でどれだけ使われるのかという問題である。待ちきれずに、数秒間でも見ることができればと思い、先週の放送の予告編を見た。

予告編が始まってすぐに、いきなり道重さゆみがアップになる。席は前列4人のうち、向かって右端のキングコング・梶原雄太側だ。「(モザイク)を引き出しの中で飼ってるんですよ」というテロップが出て、キングコングの西野亮廣が「えーーーー!」と大きなリアクションを取る。ふたたび道重さゆみがアップで「5匹ぐらい連れてきて...」、手を叩いて大笑いする青木さやかと西野亮廣、身の気がよだつといったポーズを取る他のメンバーたち。「道重が飼っている謎の生命体とは!?」というテロップが出たあと、道重さゆみのアップでストップモーションになるのだが、この瞬間のしてやったりという表情が実にいい。これは本編を見るのが実に楽しみだ。

さて、この引き出しの中で飼っている謎の生命体だが、やはり「今夜はうさちゃんピース」で小学生時代のエピソードとして話していたあれのことであろう。以下、2007年2月1日に放送された分の書き起こしである。

「さゆみは小学生の時はすごい地味で、おとなしくて、静かでした。
なんか、だからといって勉強も好きなわけでなく、なんかほんとにパッとしない小学生というか...
だってなんか...あんまりよろしくないお話なんですけど、あの、だんご虫っているじゃないですか。さわったら丸まるだんご虫っているじゃないですか。あれを学校の...あの、行き道に持ってって、そのまま5匹ぐらいずっと手の中に入れといて、で、授業中とかも机の引き出しの中に自分で紙とかで箱を作ってだんご虫のお部屋とかを作って、で、紙とかですべり台とか作ってコロコロとか転がして、そういうので楽しんでるぐらい、なんかちょっと変な子だったんですよね。だから今こうやって、なんか元気にしゃべってるのが不思議なぐらい、おとなしかったです」

昨年のこの回が放送された頃、オレはたまたま開いた2ちゃんねるのモ娘(狼)板のスレッドで、このエピソードを知った。この時点で、オレは「今夜もうさちゃんピース」を1度も聞いたことがなく、道重さゆみのことはちょっと天然入って自己愛が強いイタイ女の子という印象しか持っていなかった。小さい子供に混じって「オシャレ魔女ラブ&ベリー」に並んでいるというエピソードや、「カオスじゃないの キュートでプリティーなの」といった台詞に象徴されるモ娘(狼)内の各種ネタスレッドの影響が強かったと思う。しかし、このダンゴムシのエピソード、そして、同番組2007年2月15日放送分で話された以下のエピソードを聞き、大きく印象が変わった。

「あの、さゆみ、みちし「げ」じゃないですか、だから、小学生のときに、あだ名が「みちし原人」だったんです。ほんっとくだらないんですけど、すっごいそれが嫌で、いっつもなんか男子とかに「みちし原人」「みちし原人」って呼ばれてて、もうほんっとにそれが嫌で、もういっつも、もう悲しくて学校に行きたくない思い出だったんで、それがいますごい蘇ってきたんで言ったんですけど」

これを知った時に感じたなんともいえない切ない感情は、オレの潜在意識の中に眠っていた何かを確実に覚醒させた。さらには気になって見たCBCラジオの番組公式ホームページでは、道重さゆみの私物の髪飾りが公開されていて、それは小学生時代に女子が付けていたような、うさぎの付いた実にかわいらしいものだった。そして、sべてを理解した。この子は本物なのだと。そして、その自己愛の起源すらも分かったような気がした。オレが熱狂的な道重さゆみ信者と化すのに、時間はそれほどかからなかった。

「今夜もうさちゃんピース」において、道重さゆみはこれを面白エピソードとして話したのだろうか。どうもそうではないような気がする。その後、「ヤングタウン土曜日」でも話したところ、明石家さんまと村上ショージは一瞬リアクションに困っていた。まだレギュラーになりたての頃で、アイドルが語るエピソードとしては想定外だったのだろう。しかし、じわじわ効いてきたようで、この話題については色々と突っ込まれていた。この「ヤングタウン土曜日」ではさらに続きが話されていて、次の日学校へ行くと、ダンゴムシは引き出しの中でカピカピになって死んでいたらしい。「食べ物は何もあげなかったのか?」という突っ込みに対しては、「ダンゴムシって何か食べるんですか?」などと聞き返していた。

これはあくまで小学生時代のエピソードとして語られたものなのだが、「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」の予告編を見ていると、どうやら今現在のこととして話されているようだ。明石家さんまや村上ショージにも受けたこのエピソードを鉄板ネタにするべくアレンジしたのだろうか。それにしても、笑いを取った後の道重さゆみが、実にいい顔をしている。

「ハロモニ@」を見ていても思うのだが、特に最近は意図的に笑いを取っていく場面が多く見られる。赤チン国王の声をやっている平成ノブシコブシの吉村崇もモーニング娘。のメンバーで一番お笑いのセンスがあるのは「ダンゼン、道重ですね」と言っていたが、基本的なボケ、ツッコミが分かっている。その上でどんどん前に出て行く。すべることも多いが、積極性がひじょうに出てきている。明石家さんまや村上ショージと「ヤングタウン土曜日」で共演しているうちに鍛えられているということもあるのだろうが、「親方」などとからかわれて泣いたり怒って鉛筆を投げたりしながら、それを乗り越えて、その自身によって自己愛と自虐をうまくコントロールできるようになったのが大きいのではないかと思う。この1年間での精神的成長は目を見張るものがあり、ではオレはどうなのかと、身が引き締まる思いである。

道重さゆみの今後のタレントとしての方向性であったり可能性だったりというのは、よく掲示板などで語られているが、ここ最近のエロキャワおもろ路線は結構いいんじゃないかと思う。最近のバラエティー番組に出てくるアイドルというのは、笑いは取れるものの退廃的で品が無い者が多い。道重さゆみの笑いにはバックボーンに故郷だとか家族だとかがあり、それでいてかわいくておもしろいというのはなかなか無いパターンであり、この路線を突き詰めていけばいいのではないかと思うのだ。

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