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2009年6月11日 (木)

おじぎでシェイプアップ!

6月10日(水)15:00からの昼の部へ行ってきた。そもそもこの日ぐらいしか行けそうな日がなかったのと、どうせならアフタートークがある方がいいだろうということで、この会を選択した訳だが、DVD収録日にあたっていたり、それのゲストがハロプロエッグの2人だったりと、割といい回だったということを後で知った。そもそも予定が立ちづらいので前売りチケット購入にはリスクが大きすぎるのだが、今回はインターネット販売を利用して、定価よりも数千円高い金額で購入した。結構前の方で、しかもど真ん中あたりだったので、割とよかった。

とにかく、昨年8月の「シンデレラ the ミュージカル」以来、10ヶ月ぶりにパソコンやテレビのモニターを通さない、本物の道重さゆみを見るということが、今回の最大の目的である。本当に土曜とか日曜とか祝日とかはほぼ絶対にコンサートやイベントの類に行くことが出来ない環境にある為、なかなかこういう機会が無い。昨年までは平日にラジオの公開放送とかが時々入っていたのだが、今年に入ってからは、テレビ出演が増えたせいか、そういうのも一切無く、かといってコンサートやイベントは土日祝ばかりだし、2年前の7月31日に代々木のFM放送で初めて本物の道重さゆみを生で見て以来、最も間隔が空いてしまう結果になった。

この日も他の要件が多々あった為、通常と同様のオフィスワーク的な服装だった訳だが、道重さゆみを応援する意味で、とりあえずネクタイはピンクのものをわざわざセレクトしていった。14時20分ぐらいに営団地下鉄銀座一丁目駅で下車して、7番出口を出ると、もう会場のル・テアトル銀座が見えた。昔、「ユージュアル・サスペクツ」とか「恋する惑星」とかを観にきた映画館と同じ建物のような気もするが、違っているかもしれない。何せ、もう14年も前のことだ。この辺りというと、普段はビジネス街といった雰囲気で、スーツスタイルの方々がほとんどな訳だが、ル・テアトル銀座前を見ると、よくハロプロ系の会場で見かけるようなタイプのビジュアルの人達がすでにたくさん集まっていた。会場前で列などもできていたので、とりあえず意味もなくコンビニに行ったりして、時間を潰した。研修中のどこかの新入社員に名刺交換を求められたりとかした。

平日昼間ということで、いつにも増してオフィスワーク的な服装の客が少なく、怖じ気付きそうになるが、あまり気にせずに、会場に入る。ファンの方同士が話しているのを聞くと、当たり前のように何公演も行っていたり、地方から来てホテルに泊まったりという人達も多数いらっしゃるようだった。また、当日券も完売していた。ロビーで、某掲示板で画像を見たことがある固定らしき方を発見し、地味にテンションが上がった。開演5分前ぐらいに席に着いて、新宿のタワー・レコードで買ったばかりのローリング・ストーン誌をパラパラ見たりしながら、始まるのを待った。

昨年2月~3月にかけて新宿で上演されていた「おじぎ30度オン・ステージ」と同シリーズのこの舞台は、脚本・演出も同じく散歩道楽の太田善也さん、メインキャストの高橋愛、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな、土岐田麗子の他にも、同じ役者さんがたくさん出演されている。前作はファミリーレストランのガストが舞台だったが、今回はスポーツクラブ。これはこれで独自の作品として楽しめるが、前作を見ているとより楽しめる設定やセリフも多数用意されている。

去年の「おじぎ30度オン・ステージ」、また、「シンデレラ the ミュージカル」もそうなのだが、もちろん1つの作品として全体も見ているのだが、どうしてもお目当ての道重さゆみの一挙手一投足ばかりに注目してしまうというところがあった。今回ももちろん、道重さゆみ扮する地井ルルカちゃんを一番見ていたが、1人1人のキャラクターが魅力的で、より全体を楽しめたような感じがする。メインキャスト以外のキャストのみなさんはやはりさすが本職という感じで、見事なのだが、メインキャストの5人についても、脚本・演出の太田さんがそれぞれをより知ることが出来た結果か分からないのだが、それぞれの異なった個性や魅力がふんだんに発揮された設定やセリフになっていたと思う。

「ハロモニ@」放送終了からすでにしばらく経ち、歌番組以外でモーニング娘。を見る機会もめっきり少なくなってしまった訳だが、そのせいもあり、私の中で亀井絵里ちゃんの存在感というのがかなり無くなってしまっていた。元々初めに好きになったメンバーだったり、歌声は一実は番好きだったりもするのだが、最近はもう、道重さゆみの親友というイメージしかなくなっていた。しかし、この「おじぎでシェイプアップ!」においての亀井絵里は、天性のコメディエンヌとしての才能が迸っていた。ぽけぽけぷーとか適当とか言われるキャラクターは、私の個人的な趣味嗜好からすると、あまり好みの種類のものではなく、ゆえに、亀井絵里に対する興味関心も失せていた訳だが、この舞台においては、それらの自然体の要素が、すべて癒しの笑いへと昇華していた。

そして、リーダーの高橋愛ちゃん。正直、私はモーニング娘。だとかハロー・プロジェクトだとかの音楽とかヴィジュアルとかに触れる場合、なんというか、不安定な思春期特有のゆらぎといったものを求めている部分があり、そういう意味では、アーティスト志向のかっちりキマった大人っぽい楽曲だとかにはさほど魅力を感じていなかったりする。高橋愛ちゃんというのは、歌も上手いしとても優等生的なのだが、それゆえにいまひとつ自分にとってはあまり面白さが分からないようなところがあった。古くからのファンの方々は加入当時のキャラクターがかなり面白かったという話をされるのだが、モーニング娘。をちゃんと見始めた時がすでに7期加入後という私には、その頃のことはさっぱり分からない。確かに「ヤングタウン土曜日」などで急に方言が飛び出したり、お化け屋敷の企画で野太い声で絶叫したりするのはとても面白かったのだが。しかし、この「おじぎでシェイプアップ!」において、高橋愛ちゃんの魅力をかなり感じた。真面目でしっかりしているが、ちょっと抜けているところがあると、そういうキャラクターであることは、道重さゆみのラジオなどでも度々語られてきたのだが、この舞台を見て、そういう部分が少しは分かったかもしれないような気がしたし、実際にとても好ましく思った。

そして、これは告白するのだが、舞台終盤の高橋愛の演技で、実は私は今回涙がこぼれたのだ。いまだに信じられないのだが、本当にその演技、セリフにじーんときてしまい、感動した。そして、これは私にははっきり見えたのだが、あるセリフのピークの所で、高橋愛の瞳の奥もキラリと光った。

田中れいなちゃんは実は前回の「おじぎ30度オン・ステージ」では一番面白いと思っていたのだが、今回も男勝りのはっちゃけキャラが全開で爽快きわまりなかった。あと、今回、「おじぎでシェイプアップ!」の公式ブログなんていうのもあるが、これがすごく面白い。道重さゆみは「ポケモー。」でもおなじみの更新頻度の高さと文章の面白さ、ファン心理をよく理解した画像の選択などが見事なのだが、田中れいなのブログもまた面白い。まず、文章でも方言丸出し。そして、何かフリを作っておいて、裏切るようなことを書く。それからカッコ付で、「○○って言うと思ったっちゃろ」などと書くツンデれいなぶりがすごく面白い。ブログでいうと、亀井絵里の更新頻度が極端に少ないというのもらしくていいのだが、その数少ない更新の文章の内容がとても面白い。構成も上手い。さらに、道重さゆみが嫌がるように、わざと普段呼んでいない「しげ」などという呼び方で統一していたり、この舞台と一緒にブログも終わってしまうのは実にもったいない。ぜひ継続すべき。

道重さゆみ演じる地井ルルカは、真骨頂のピンク大好きブリブリキャラな訳だが、これについては、もうかなり完成されている部分が大きい。発声や所作などを含め、そもそも道重さゆみ内で固まっているキャラクターを演じるのに格好の役となっている。今後は道重さゆみが内包するダークサイドを含めた、多面性を生かした役作りがされると、まだまだ可能性は無限にある。一部のファンはインターネットのある場所に集って猟奇キャラとかの妄想を勝手に暴走させているが。

トッキーこと土岐田麗子さんも脚が長くクールビューティーな外見とギャップがある微天然系なところが魅力的だったり、ハロプロエッグの2人も可愛くしっかりとやっていた。アフタートークで太田さんに今後の抱負を聞かれ、「抱負とは?」などと聞き返していて、微笑ましいななどと思っていたのだが、かと思えば、「プラス思考」だとか「思考回路」なんていう難しい言葉を混ぜながら自分の言葉で話す。あれだけの歓衆を前にして臆することなく、はんにゃの「は?」ゲームをやったりというのもすごい度胸だ。終演後は散歩道楽の役者の人達が出てきて、劇団のTシャツやチケットなどを手売りしていた。ブログを見ると、それぞれ他のキャストとの交流もかなり楽しそうだ。中でも特にキャラが立っている平田敦子さんは、道重さゆみに顔にシールを貼られたり胸をもまれたりしたことをブログで告発したり、嫌がっているのにわざと「しげさん」と呼んだり、最終的には「道しゲロゲロさゆみ」などと呼んでいる。また、田中れいなは村上東奈さんとかなり仲がよくなったようで、2人で食事に行ったばかりか、ついには自宅にまで呼んだりしている。

久しぶりに実物の道重さゆみを生で見るという目的は十分に果たすことが出来た訳だが、これ以外に、作品自体も普通に楽しめたし、まさかの感動もあったし、高橋愛、亀井絵里、田中れいなといった私にとって推し以外のメンバーのファンが、どこに魅かれているのかというのが、何となくではあるが、分かったような気がした。そういった意味で、トータル的に私にとって実に収穫の大きい体験であった。

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