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2010年6月

2010年6月29日 (火)

青春のフラッグを大きく振ろうよ。

Warota1

久しぶりに渋谷へ行ったが、雨で、青いサッカーのユニフォームを着た若者があちらこちらにいた。今日はワールドカップの日本戦が行われるのだということを数時間前に知ったのだが、私には全く関心が無い。

横断歩道を渡り、そのまま真っ直ぐ歩いて、タワーレコードに入った。宇田川町からここに移転して初めて来た時は、その洋書売場の広さにいたく感動したものだ。その後、ほぼ毎週来ていた。CD・レコード店と書店がたくさんある渋谷は、私にとって遊園地のような所だった。この渋谷に来なくなったのがいつ頃からだったか定かではないのだが、それは間違いなくインターネットと関係している。

まず、アマゾンなどのネット通販で洋書や輸入盤CDを買うようになって、それでも輸送にかかる時間を考えると、店舗で買った方が早いこともあり、まだまだ渋谷には来ていたのだ。それからiTunesなどの配信で音楽を買うようになり、初めのうちは買える曲も一部だったのだが、そのうち他の配信サイトなども合わせると大半の欲しい曲は買えるようになり、CDはすっかり買わなくなってしまった。それでも洋雑誌を買うためだけにタワーレコードやHMVに行ったりもしていたのだが、これも現地とほぼ同時に、しかも安価で読むことができる雑誌閲覧サイトに取って代わられた。レコード・CD店や書店に行く頻度がめっきり減ると、あんなに大好きだった渋谷にもほとんど用が無くなってしまった。もっとも私が好きだった渋谷とは80年代から渋谷系の時代のそれであり、駅前にTSUTAYAが出来たぐらいには、街の雰囲気も随分と変わってはいたのだ。だから、8月いっぱいで閉店が決まったHMVにしても、現在の場所よりもマルハンタワーのビルの1階と地下の頃の方が思い入れは強い。

それはさておき、なぜ久しぶりに渋谷のタワーレコードまで来たのかというと、やはりCDを買うためなのだ。渡り廊下走り隊の「青春のフラッグ」入荷日だったのだ。渡り廊下走り隊は、現在私が最も好きな音楽グループであるAKB48からの派生ユニットである。AKB48の中でも特に好きなまゆゆこと渡辺麻友ちゃんを含む五人組で、前作「アッカンベー橋」はフォークダンスというユニークな方向性ながら、初のオリコン第一位を記録している。

渡り廊下走り隊は、先日のNHK「MUSIC JAPAN」でも、全編にわたってフィーチャーされる扱いの良さで、その回は番組始まって以来の高視聴率を記録したという。その放送は仕事で見られなかったのだが、かといって何らかの手段でその動画の捕獲に努めたかというと、そういう訳でもない。AKB48の中でも渡辺麻友ちゃんが特に好きなことには間違いないのだが、かといって、かつてモーニング娘。の道重さゆみちゃんのラジオを書き起こしたり出演番組を逐一チェックしたりしていた程の情熱があるかというと、それは無い。というか、そもそもアイドルをあんな風にして好きになるものではない。いや、道重さゆみちゃんを好きでいた約三年間は私の中で何物にも代えられない宝物ではあるのだが、あれをまた他の誰かでやるのかというと、そのようなつもりはほとんど無い。きわめて表層的に、あまり内面に深入りすることなく、ただただ可愛い見た目や言動行動などを愛でる程度にとどめておきたい。

渡り廊下走り隊の「青春のフラッグ」は曲も結構気に入っているし、PVも素晴らしく可愛いことこの上ない。さらに、カップリングで収録されている渡辺麻友ちゃんのソロ曲、その名も「軟体恋愛クラゲっ娘」にも興味がひかれるため、これらが全て楽しめるCDを買うことに躊躇はなかった。

私は今や音楽はほとんど配信で購入していて、値段が高くて場所も取るCDなんていう物は余程のことがないと買わないことにしている。それで、前回買ったのがAKB48の「ポニーテールとシュシュ」なのだが、あれもiTunesなら数百円で買えるものを、AKB48総選挙の投票や素晴らしく出来の良いPVや店舗ごとに異なる特典の写真や、何といってもAKB48のCDを買うという体験そのものに大きな付加価値があり、これで1,600円なら安いものだと思った。さらにもれなく握手会イベントにも参加できたのだが、これは日程が仕事と重なっていたため、断念せざるをえなかった。

今回のこの渡り廊下走り隊「青春のフラッグ」にも、イベント参加券がもれなくついている。しかし、こういうイベントというのは、大抵は一般に学校や会社が休みの人が多い土曜日曜や祝日に開催されることが多い。今回、平日にも予定が組まれていたのだが、いずれの日程も仕事と重なっていた。唯一、大阪の日程だけが参加可能だったのだが、たかだかこれだけのために往復約三万円もかけて遠征するのかという部分で、心が揺れてはいた。これがたとえば以前、モーニング娘。の道重さゆみちゃんのファンだった頃であれば、間違いなく行っていたと思うのだ。同じ時間と場所を共有できる、その体験はプライスレスであった。しかし、私は確かに渡辺麻友ちゃんが好きでいることを楽しんではいるが、果たして実際に生で見たいのかとか、ましてや握手がしたいのかというと、それはよく分からない。そもそもアイドルの握手会に参加するということを、自分にとってどのように位置づけるのかが定かではなく、こんな風に小難しく考えてしまう時点で、おそらくこれには向いていないのだ。

アイドルの握手会などには参加したことがないと思っていたのだが、記憶をたどると、実は遥か昔の夏休みに、札幌のデパートの屋上で菊池桃子ちゃんと握手をしていた。確かに当時の自分にしてみれば大きなイベントだったけれども、それに参加するにあたって、あれこれ小難しいことを考えていたかというと、けしてそんなことは無い。当時、自分ぐらいの年代の者がアイドルの握手会に参加することはきわめて普通のことだったし、そこによく分からない気負いのようなものは全く必要が無かったのだ。

握手会イベント番外編として、渋谷での日程が決まり、これは参加が可能な日程だったのだが、条件として、渋谷タワーレコードで「青春のフラッグ」のCDを買って、先着で配布される参加券を入手することが必要とのことだった。予約者が優先とも書かれていて、仕事が終わってから買いに行ったのでは、おそらく入手は絶望的であろう。ファンスレッドなどで様子を探ってみようとiPhoneで調べたりしていたのだが、18時過ぎでも整理券が残っていたという書き込みが一つあったっきり、有益な情報は書き込まれていなかった。それでも悔いは残したくはなかったので、とりあえず通勤経路からは外れているのだが、渋谷まで行ってみた。

2階のJ-POP売場、そのニューリリーズのコーナーへ行くと、「青春のフラッグ」のCDが陳列されていて、「ミニライブ&握手会参加券」の特典がついていると書かれている。もしかして、まだ間に合うのか。はやる心を抑え、5種類発売されたうちのどれを買うべきか、もう一度iPhoneで渡り廊下走り隊オフィシャルサイトにアクセスし、目指すのは初回盤Bであることを確認した。それを手に取ってレジへ続く列に並んだのだが、これがまたすごく長い。CD不況は本当なのかと思わせるほどである。並んでいる間にスピーカーから「青春のフラッグ」が流れ、次第にテンションが上がっていく。約15分ぐらいは並んだだろうか。やっとこさ順番が来て、女性店員に対して平静を装いつつ、購入を完了した。最後にもらった紙には、確かに「ミニライヴ&握手会参加券」と書いてある。どうしたものか。

そういえば、このタワーレコード渋谷店地下のライヴスペースという所には、以前に来たことがあった。ブリットポップ全盛の頃、ドッジーというバンドのミニ・ライヴ&握手会というのに、現在の嫁と参加したのだった。ヴォーカルのナイジェルに、「Nice tune!」と言ったら、疲れた顔で「Thank you」と応えてくれた。

これで大阪へ行く必要が無くなったので、この部分での葛藤は消え去った。例えば大阪に行ったとして、ミニライブは観覧したとしても、握手会はどうしようか、その時の感じで決めようと思っていた。しかし、この渋谷でのイベントに関しては、もうほとんどのことが決まっている。しかも、日数もあとわずかだ。

それにしても、AKB48のことを軽く好きになってから、まだ2ヶ月ぐらいしか経っていないというのに、早くもミニライブが見られたり、好きなメンバーと握手ができたりするのだ。しかも、ただCDを一枚買っただけである。このシステムはやはりすごいものだ。これは人気が出るのも無理は無い。

CDはiTunesにインポート完了したので、これから聴くことにしたい。感想などについては、後日、改めて書くと思う。

2010年6月26日 (土)

或るバンドの紹介など。

現在、別プロジェクトが絶賛進行中のため、こちらの更新が疎かになっている。その全貌については、時期を見てここでも発表していきたいと思う。

それはそうとして、今回はいつもとは若干趣を異にしたブログである。

簡単に言ってしまうと、私の職場で働いている男の子の一人がバンドをやっていて、そのPVが完成したので、よろしければご覧いただきたいということ。

何か、今年のサマーソニックに出演できるかどうかのオーディション的なものに応募しているらしく、それはネット投票で決まるらしい。もしもPVをご覧いただいて、気に入っていただけたならば、リンク先から清き一票を投じていただきたいと思う。期間は道重さゆみちゃん聖誕祭であり、ライヴエイド25周年記念日である7月13日までで、一日に一回だけ投票できるので、もしも極度に気に入っていただけたならば、もう何度でも投票していただきたいと思うのだ。

ちなみに、私の職場で働いている男の子は、このバンドのヴォーカルであり、ソングライティングも行っている。

私が勤めている会社の現場では、バンドなどをやっている男の子や女の子が入って、何年か働いては卒業していきがちな環境な訳だが、そんな彼らとのコミュニケーションのつもりで、これまでにいくつものバンドの音源を聴いてきた。

それぞれに個性があり、ひじょうに微笑ましく思えるのだが、その音楽そのものに心から驚嘆したのは、このバンドが初めてである。昨年、軽い気持ちでiPodで音源を聴かせてもらったのだが、一発で気に入ってしまった。

私のように、ロッキングオンやらNMEが紹介する海外のインディー音楽で育った音楽ファンにとっては、たまらない音楽性である。彼とは音楽の話もたまにするのだが、トム・ヨークやデーモン・アルバーンをリスペクトしつつも、実に多彩な音楽を聴いている。それが、このバンドの、一本筋がとおっていながらもバラエティーに富んだ作風にも影響しているようにも思える。ちなみに、昨日は仕事が終わってから、ジャクソンズとカイリー・ミノーグのアルバムを買っていた。

今回、PVが完成したということで、見てみたのだが、予想以上の出来栄えで、これまた驚いた。昨日、AKB48のまゆゆこと渡辺麻友ちゃんを推してくださっている某ヲタ女子らと、職場の事務所で、私のiPhoneを使って、このPVを見た。出来が思った以上に良かったのだが、その画面の中でカッコよく歌っている本人が、今、売場でレジを打っていることを考えると、何だかそれが可笑しくて、思わずみんなで笑ってしまった。

たまたま私の好みに合っているだけなのかもしれないのだが、ぜひメジャーになってほしいと思わせるバンドである。ライヴをやったりインディーズからCDをリリースしたりしているのだが、実際に生活はなかなか厳しいようだ。

よろしければご覧いただきたい。そして、お気に召しましたら、是非とも投票をお願いしたい。よろしくお願いします。

ちなみに、バンドの名前はWhiteroom(ホワイトルーム)という。

「出れんの!?サマソニ!?」投票ページ


全くの余談だが、Base Ball BearがiTunesなどで、こっそりと新曲を発表した。「KIMONO-ME」と題されたそれは、サカナクションというバンドのメンバーとのコラボレーション作品になっている。これまでのこのバンドに対するイメージを覆す、音響的に凝った造りになっている。私個人的には、聴き込みが足りず、まだ咀嚼し切れていないような状態なのだが、実に意欲的な一歩を踏み出したような印象である。

2010年6月20日 (日)

攣りそうな思い足取り 一歩ずつ進むんだ。

道重さゆみちゃんのブログが、最近、すこぶる面白い。以前にファンだったのでよく見ていたのだが、諸事情により距離を置いて、見たり見なかったりしていたのだが、ここ数日間は特にピーク時の面白さが戻ってきたようでもある。

その理由は、いくつか思い当たる。いや、モーニング娘。のリーダーが出てくる頻度が減ったからとかではないよ。私個人的にはそれはかなり大きい要素ではあるけれども(と思って今開いたらいきなり出てきたんだが)。

先日、道重さゆみちゃんは、嵐の番組に出演した。嵐といえば国民的人気男性アイドルグループとして絶大な人気を誇っている訳だが、CDやDVDも売れるし、テレビのバラエティーも面白いという、現在の日本の芸能界においても、稀有な存在である。その番組に呼ばれたというのだから、これはかなり名誉なことだ。

はじめに断っておくが、私はこの放送を見ていない。よって、これから書くことは、インターネット上で誰かが書いていたことに基づいている。

道重さゆみちゃんが出演したのは、女性ゲストが嵐のメンバーのファッションにダメ出しをするという、そのような主旨のコーナーだったようだ。道重さゆみちゃんはとても真面目で勉強熱心だから、もちろんこの番組やコーナーのことも事前に研究し、そこでの自分に期待される役割とは何なのか、どうすれば番組を面白くできるだろうか、ということについて戦略を練り、これまでもそうしてきたように、「収録現場は戦場」という意識で臨んだに違いない。

モーニングング娘。内で干されている期間が長かった道重さゆみちゃんが、今日最もテレビに出ているメンバーになったのは、この勉強熱心なところ、また、与えられたチャンスを最大限に生かそうとする高い意識ゆえのことである。東海地方ローカルのソロラジオ番組、突然抜擢された明石家さんまさんのラジオのアシスタント、テレビのバラエティー番組単独出演、全てにおいて全力投球で臨み、それは上手くいく時もいかない時もあったが、結果を反省、分析し、その度に経験を糧にして、より大きく成長してきた。毒舌ナルシストキャラなるものが、自分に求められた役割ならば、誤解されようが激しい誹謗中傷に晒されようが、ブレずに覚悟を決めてやってきた。当時、熱心なファンであった私にとって、この過程を追って行くことは、実に充実した体験であった。

道重さゆみちゃんの真髄というのは、その葛藤にこそある訳だが、そこには絶対の孤独というものが大きく横たわり、そこから絞り出された表現だからこそ、感動的なのだ。

モーニング娘。で、同期の中で一人だけ なかなか人気が出なかったり、「ヤングタウン土曜日」レギュラー初期にも、やる気が空回りして、明石家さんまさんに心を傷つけられたり、「ロンドンハーツ」出演時に、道重さゆみちゃんの真相や深層についてよく知らない多くの一般視聴者からバッシングを受けたり、そのような葛藤が常にあった。当時、私はこのような道重さゆみちゃんの状況を自分のことのように感じてしまう程の熱心なファンであったため、脳をフル回転させて、その状況の分析、それに対して今後取るべき対策などを、届くはずがないと知りつつも、ブログに書き綴り続けた。

道重さゆみちゃんは、いずれの状況においても、私の心配や期待の遥か上を行く方法で、これを乗り越えて、より大きく成長していった。また、この頃に私のブログをたまたま読んで、道重さゆみちゃんのファンになったという声もいくつかいただき、そのことをとても誇りに思ったものだ。

今回の放送で、道重さゆみちゃんは嵐の松潤(まつじゅん)こと松本潤氏のファッションにダメ出しをし、それは視聴者に大きなインパクトを与えたようだ。コーナーの主旨に則って頑張って結果を出したということである。多くの視聴者は、バラエティー的に面白かったと捉えたようなのだが、一部の嵐やジャニーズのファンを中心とした視聴者がこれに不快感を覚え、道重さゆみちゃんのブログに誹謗中傷のコメントを連投した。

中には明らかに、ハロプロやモーニング娘。の他のメンバーのファンで、普段から道重さゆみちゃんに対して良く思っていない人たちも、ここぞとばかりに便乗しているように見えた。そして、一部熱狂的ハロプロファンの人たちは、相も変わらず、これはAKB工作員の仕業だなどと主張していた。やれやれ。

話は変わるが、AKB48関連のスレッドにおいて、明らかに荒らし目的でハロプロのことだとか韓国がどうだとか狂った書き込みを繰り返していた者がいたのだが、ハロプロにも韓国にも興味が無いけれども、兼ヲタさんが嫌な思いをするから出て行ってくれないか、と冷静に注意されていた。

途中から、嵐やジャニーズファンの中でも、アンチコメントを書き込む一部ファンを咎める人たちも出てきたり、もちろん擁護コメントを書き込むファンも多数いて、結果的にコメント、足あと共にもの凄い数を記録したのだった。

その夜は、道重さゆみちゃんのブログ更新が早い時間から途絶えていた。これまでの経験から、大丈夫だとは思っていたものの、もしかして相当に落ち込んでいたとしたら、これはかなりかわいそうだと、心配する気持ちもあった。それで、仕事が一段落してから、擁護コメントをiPhoneから打ち込んだのだ。ところが、勢いに任せて長文すぎたため、うまく書き込むことが出来なかった。一旦メモに保存して、帰宅してからパソコンから書き込もうと思った。

自宅のパソコンを起動し、GREEのページを表示すると、道重さゆみちゃんのブログが更新されたばかりだった。「道重家 惨敗」と題されたそのブログ記事は、差し入れのラスクにまつわるもので、少し前の記事のオチのようになっていた。この構成力、内容、ワードの選択など、感心すると共に、思わず笑ってしまった。

コメント欄も見てみたのだが、何やら和やかな感じになっていた。そしたら、何だかムダに熱い長文の擁護コメントなど、書く意味が無いようにも思えてきた。むしろ、鎮静化した話題を蒸し返すような空気の読めなさすら漂うに違いない。それで、用意していたコメントを書き込むのは止めた。その後で、この件について、擁護的なブログ記事を書いたのだが、その後で道重さゆみちゃんのブログを読むと、すこぶる調子が良さそうで、これも全く必要が無いなと思い、記事ごとまるまる削除した。

今回の件についても、道重さゆみちゃん自身に葛藤があったとは思うのだが、その後の感じを見ると、本当に成長して、強くなったのだなと思う。また、ファンの応援にそれだけ励まされたという部分もあり、それだけファンとの絆も、以前よりもより深まっているのだろう。

道重さゆみちゃんの毒舌ナルシストキャラというのは、やはり誤解を受けやすく、不快感を覚える層というのも一定数いるのは仕方がないことなのかもしれない。しかし、いわゆる道重さゆみちゃんの三層構造の、その深層の部分さえ浸透すれば、むしろその第一印象は良い方に変わる可能性がある。また、伝わる人たちには、確実に初めから伝わっている。

道重さゆみちゃんは、あの毒舌ナルシストキャラを、ただ一辺倒にやっている訳ではない。ただ何でも毒づけばいいものではないという反省から若干アプローチを変えたり、色々と考えて進化させてきている。これについては、昨年最後の「今夜もうさちゃんピース」でも話していた。

今回の件については、コーナーの主旨に則った振る舞いで、しっかりと印象を残したという点では、成功であろう。しかし、あの番組は嵐の冠番組であり、メインの視聴者も嵐ファンである。道重さゆみちゃん本人もファンもこの番組への出演をとても喜び、楽しみにしていた。必要以上に一部嵐ファンや視聴者から反感を買ってしまったことは、けして本意ではなかっただろう。かといって、目立たなくても無難に振る舞えば良かったのかよいうと、もちろんそんな訳はない。自分に与えられた役割をしっかりとやり切り、番組も面白くし、かつ嵐のファンにとっても楽しく感じてもらえるような、そのまた一歩先の目標を目指すべきなのだ。

道重さゆみちゃんは、これまでもそうやって、高いと思われていたハードルをどんどん乗り越えて、自分の活躍の幅を広げてきた。今回もやってくれるに違いない。

今のアンチコメントが多数書き込まれる状況というのは、四ヶ月前のブログ開設当時とよく似ている。その時も、おそらくは辛い思いもしていたであろう道重さゆみちゃんは、持ち前のプラス思考とユーモアのセンスで、面白いブログの記事を次々と更新していった。アンチが多かった分だけ、ファンとの一体感も強かったように思える。

それから、アンチもどんどん減っていき、道重さゆみちゃんのブログは、従来のファンや新しくできた読者たちとの居心地の良いコミュニティ空間のようになっていった。これが一方では馴れ合いだとかマンネリに感じられる部分もあり、確かに当初の新鮮さや緊張感のようなものは薄れてきていた所はあった。

今回の件は、道重さゆみちゃんやファンの人たちにとって、ひじじょうにストレスが大きい部分もあったとは思うのだが、これによって、ある種の良い緊張感や、改めてファンとの一体感が実感できたような部分もあったのではないか。その感じが、ブログの内容にも影響しているように思える。そして、この経験を経て、またひと回り大きく成長するのだろう。こんなにドキドキワクワクして、応援しがいのあるアイドルというのも、そうはいないだろう。ファンの人たちは本当に、道重さゆみちゃんと出会えて幸せだな、と思う。

私はもうすでに熱心なファンではないので、少し興味がある一般人ぐらいのスタンスで見ているのだが、今回の件で、今さらだが、改めて私にはもう道重さゆみちゃんについて新しく書けることなどは何も無いのだな、という思いを強くした。

さて、そんな間にも、AKB48のまゆゆこと渡辺麻友ちゃんに、目線をいただきまゆゆされている昨今なのだが、昨日、生粋のまゆゆとさゆみんの兼ヲタという人を見かけた。中にはいるのだな。

地下アイドル板の応援スレッドは、色々な意味で若々しくて新鮮なのだが、ハロプロ流れの新参者が多いと思われるモ娘(狼)板の方のスレッドは、どこかで見たような変態紳士テイスト溢れる書き込みが多く、なかなか読んでいて心苦しいものがある。

それはそうとして、渡辺麻友ちゃんがブログで絶賛していたことから興味を持って見始めたアニメ「デュラララ!!」だが、今放送されている回まで全部見終わった。いや、これは面白い。次回放送が待ち遠しい。ダラーズや黄巾賊や平和島静雄はどうなるのか。あの臨也という男の目的とは、一体何なのか?

この後、今度はどのアニメを見ていくのかは定まっていないのだが、今まで一切興味が無かったアニメを見て、それを楽しめたという事実が地味に嬉しい。ジミー。また、たとえば、今日のブログでも、メロンパンのことが書かれているのだが、分からない単語がいくつも出てくる。それで調べてみると、シャナというアニメでメロンパンのカリカリの部分が注目されていること、それに出演している声優さんの愛称といった、新しい知識がどんどん増えていく。

そういえば、このメロンパンのカリカリの部分については、以前にもブログで取り上げられていて、その時は、「私も作ろう」などと書かれていたのだ。また、今週はリリースされたばかりのSound Horizonの新曲についても書かれていたが、これはまだ聴いていない。オリコンデイリーランキングの第1位になったことを、嬉しそうに書いていた。

渡り廊下走り隊の新曲「青春のフラッグ」は6月30日まで発売されないが、動画サイトでPVを何度も何度も見ている。何度も見ているうちに、この曲がすごく好きになってきた。聴いていると元気が出てくる。あと、PVのまゆゆがいちいちすごく可愛い。どうしてこんなに可愛いんだろう。その謎が解けない。これは困ったことだ。

その魅力はあくまで表層的であり、けして内面に潜り込んではいけない。アイドルとは究極的にそういうものであり、今度こそはこの定説(セオリー)を忠実に守っていこうと思う。

こう考えると、道重さゆみちゃんとは、やはり私にとって、アイドルというよりはアーティスト(芸術家)だったのだな、と思わずにはいられない。

現実が忙しくて、芸術(アート)を嗜むに足る気力や体力が無い。可愛いアイドルを、ただ何も考えずに楽しんでいたい。おそらくは、そんな所だろう。全くもって、ファンとは無責任なものである。

2010年6月18日 (金)

今日も一日ハッピー 笑顔で行きましょう。

朝刊には一応目を通しているものの、それ以外では今やほとんどの情報収集と娯楽をパソコンとiPhoneで済ませている。これでだいたいは事足りる。しかし、一つだけ欠かさずに見ているテレビ番組が、水曜日深夜の「AKBINGO!」である。

AKB48のメンバーが毎週色々な企画に挑戦し、番組最後にはスタジオライヴで曲披露がある30分番組である。それぞれ個性的かつ魅力的なメンバーのキャラクターを知っていく楽しみが大きいのだが、よしもとのお笑いコンビ、バッドボーイズによる司会進行もひじょうに良い。自分たちが出過ぎることなく、あくまでAKB48のメンバーを生かすことに徹しつつも、しっかりと番組を盛り上げている。この辺りの絶妙なバランス感覚が素晴らしい。

この番組にはメンバー全員が揃って出演している訳ではない。それぞれメンバー個人やユニット、チーム毎での仕事も多いため、この辺りは流動的である。

私が最も好きなチームBのまゆゆこと渡辺麻友ちゃんは、数週間前の放送ではムチャぶりドッヂボールにおいて、どぜうもんメイクや「誰がどぜうもんじゃ(怒)」「やり損ですよ」の名言などの大活躍により、その週のMVPにも選ばれていた。しかし、その後の数週間は出演していなく、今週も出ていないことは事前に知っていた。しかし、渡辺麻友ちゃんが出ていようがいまいが、このグループの持つグルーヴ感そのものが好きなため、それでもやはり見るのだった。

けして見逃すことがないように、パソコンで別のことをしていても、放送一時間前ぐらいから斜め前にワンセグケータイのアンテナを立てて、チャンネルを日本テレビにして、音だけは消して準備を整えているのだ。

ちなみになぜワンセグケータイかというと、我が家のテレビは食事をする部屋に設置してあり、その部屋にはたいていの場合に嫁がいるためである。こういうアイドルが出演する番組だとかを見る場合は、やはりバレないようにこっそりやらなければならない。私がこういうのを好きなことは理解していただいている訳だが、最低限の礼儀として、隠れてコソコソやるという一線は守りたいものである。

今週は日本テレビのアナウンサーが講師のような形でゲスト出演し、AKB48のメンバーが映像に実況アナウンスをつけるという企画をやっていた。やはりまゆゆこと渡辺麻友ちゃんは出演していなかった訳だが、番組はなかなか楽しめた。

この前に板野友美ちゃんが出演しているイトーヨーカドーのCMが流れ、浴衣を着ていたりしてかなり良い感じであった。見た目がギャルっぽい板野友美ちゃんは、アイドルにはあまりいないタイプではあるのだが、これがAKB48の今っぽさにも繋がっている。従来のアイドルファンの層というのは、見た目がギャルっぽいというだけで拒絶反応を示す場合が少なくない。実際に今回のAKB48総選挙において、板野友美ちゃんは第4位に大躍進した訳だが、その良さが全く分からないというファンの声も比較的よく目にする。

アイドルとかアニメのキャラクターのファンというのにも色々なタイプがあるとは思うのだが、現実の恋愛がうまく出来ないがゆえに、そのエロス的欲求の充足をアイドルやアニメのキャラクターを愛することで代替しているパターンというのは、けして少なくはないだろう。このタイプの人たちというのは、やはり現実において女性に拒絶されたり、されるのではないかという恐怖に苛まれたりして、こっちの方に退行してきている訳だが、そうすると、当然、自分を拒絶しないような、現実には存在することが難しいようなファンタジーを求める。それが、天使性だったり処女性だったりするのだが、そういうファンタジーを抱きやすいアイドルが、やはりそのタイプの人たちには人気が出る。

子供から大人までお茶の間の人気者というのがかつての人気アイドルだったとすれば、モーニング娘。の人気が下降して以降は、上記のような現実の恋愛から退行したタイプの独身男性がファンの中心となり、当然、ターゲット市場のニーズに合わせて商品やサービスを提供するのが企業だから、事務所もそのようなファンタジーを成立させやすいアイドルを製造し、提供していった。こういう価値観は、まともに恋愛をしたり結婚して子供をつくって育てたいと思っている大半の一般人からは、薄気味悪いと思われても仕方がない感じにどんどんなっていく。

たとえばかつて国民的アイドルといわれていた歌手やグループを思い返すと、けして処女性などを一番の売りにはしていなかったと思える。ピンクレディー、松田聖子、中森明菜、おニャン子クラブ、それから、モーニング娘。にしても、私が初めて存在を知った「サマーナイトタウン」だとか「抱いてHOLD ON ME」などの頃は、どことなく淫靡な性愛を連想させるタイプの曲を歌っていた印象がある。AKB48と同じく秋元康氏が四半世紀前にプロデュースし、社会現象化したおニャン子クラブなどは、デビュー曲ですでに「週刊誌みたいなエッチをしたい」だとか「バージンじゃつまらない」とかいう歌詞を夕方のテレビで歌っていた訳である。

こういう普通の同年代っぽさというのが、やはり幅広い支持を得るためには必要なのだ。たとえば、不自然にフリフリヒラヒラなブリッコ系ばかり集めたアイドルグループなどは、もうそれだけで普通ではなく、かなり特殊である。ブリブリヒラヒラなブリッコキャラが何人かいるメンバーの中に数名混じっているのは良いのだ。なぜなら、現実の同年代の中にも、そのタイプはある割合では実在するからである。そのタイプばかりを集めてしまうことが問題であり、それが普通の同年代っぽくなく、現実の恋愛から退行した高齢ヲタクのファンタジーを満たすことを目的としているように思われ、その気持ち悪さになんとなく気がついたいわゆる一般人からは支持されにくい。

私はモーニング娘。では道重さゆみちゃんが好きだったし、AKB48では渡辺麻友ちゃんが好きな訳で、典型的なブリブリヒラヒラなブリッコ系アイドル好きであり、ギャル系にはむしろ拒絶反応を示す方なのだが、AKB48の魅力とは、従来のアイドルグループにはあまりいなかったであろう板野友美ちゃんや篠田麻里子ちゃんが所属していて、しかも人気も高いという点にあるのではないかと思っている。なぜ、従来のアイドルファンに板野友美ちゃんや篠田麻里子ちゃんのようなタイプの女の子が人気がないのかといえば、ここで私が言っている従来のアイドルファンとは、現実の恋愛から退行した高齢ヲタクのことを言っていて、彼らにとって、これらのタイプは、自分たちを拒絶した現実の女の子たちに近い感覚を抱かせるため、自分に都合の良いファンタジーがなかなか抱けないのだ。

それはそうとして、「AKBINGO!」である。CMをはさんで最後にスタジオライヴなのだが、最新シングルの「ポニーテールとシュシュ」かと思いきや、今週はなんと「野菜シスターズ」が初登場である。

AKB48が野菜の格好をしてCMに出ているカゴメの野菜ジュース「野菜一日これ一本」は、シールの裏に付いているシリアルナンバーを携帯電話から送信すると、AKB48メンバーの待受フラッシュがもらえるという企画が大当たりしているようだ。モーニング娘。の道重さゆみちゃんも、先日、ブログでこのジューズを飲んでいる画像を公開していた。

通勤電車の中でこのポスターを見た時、まだ私はAKB48のことをほとんど知らなかったのだが、野菜の格好をして写っているメンバーの雰囲気を微笑ましく思って見ていた。そして、実際にそのジュースを買ってシリアルナンバーを送ろうとしたがiPhoneからは無理で、しかし、別の手段でパソコンで見たりした。メンバーと1対1で向かい合って、一緒に野菜ジュースを飲んでいるという設定のそのムービーは、実に嬉し恥ずかしいものであり、実際にこれをやってみることにより、新しい自分が発見できたような気がする。アホである。

その後、CMも見たのだが、メンバーが色々な野菜の格好をして踊る、そのカラフルでポップな感じがひじょうに楽しく、もっと長いバージョンが見てみたいものだとも思っていた。

そしたら、今週の「AKBINGO!」では、このCMソングがスタジオライヴで披露されるということなのだ。これぞ、わくてかもふもふというものである。

センターはトマトに扮した前田敦子ちゃん。赤い帽子とトマトの形の丸く大きなスカートをはいている。カメラに向かって、「おはよう」と囁くと、ピアノのイントロが流れ、各野菜に扮したメンバーがクルクル回る。その中に、赤ピーマンことまゆゆこと渡辺麻友ちゃんもいる。本編には出ていなかったが、こっちにはいる。

「野菜! WOW WOW WOW シスターズ! YEAH! YEAH!」という歌にのせて、すごく可愛い振り付け。それから、「トマト・キャベツ・にんじん・かぼちゃ」などと、ただ野菜の名前を歌っていくだけという斬新な歌詞が続く。画面は別撮りした各野菜メンバーのキメショットが次々と流れ、トマトとキャベツに扮した前田敦子ちゃん、高橋みなみちゃんの仲良しコンビに続き、にんじん・かぼちゃでは、かぼちゃに扮した柏木由紀がウインクでブレのないアイドルアピールを見せる(にんじんはCMでは松井珠理奈ちゃんだったのだが、この収録では代役を立てていたようだ)。そして、次の赤ピーマン・ほうれん草は、渡辺麻友ちゃんと大島優子ちゃんである。

渡辺麻友ちゃんは髪と肩に赤い飾り、そして、大きな赤ピーマン型のスカートをはいている。そして、テレビやグラビアなどでよくやる、「頑張っちゃうゾ!」というような両腕を上に曲げる、アイドルポーズとしては古典的なようでもあるのだが、なかなか恥ずかしげもなくこれをやり切るのも難しいポーズをつくり、これが芸術的に可愛い。その後、髪の毛をかき上げてセクシーなアプローチを見せるほうれん草役の大島優子ちゃんをショーアップするような、手でキラキラキラみたいな動きをして、これがまたいちいち可愛い。困ったものだ。これはけしからん。

その後も、各野菜メンバーが次々と登場し、それぞれ個性的で面白い。個人的には2コーラス目で歌の合間にそれぞれの野菜名をいう所での板野友美ちゃんの全く感情のこもっていない「ナス」、また、見た目は超クールビューティーなのに、いちいち面白い言い方をする篠田麻里子ちゃんの「たまねぎ」などが良かった。また、みゃおこと宮崎美穂ちゃんの「モロヘイヤもね!」も実においしい。

一歩間違えると企画もの特有の安っぽさに陥りかねないのだが、この音楽と映像が実に楽しい。今や大人気のアイドルグループが野菜の着ぐるみを着て楽しそうに歌って踊っているという豪華さがまた良いのだが、メンバーそれぞれがひじょうに楽しそうにやっていて、見ているこちらまで愉快な気分になってくる。ビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」のようだと言えば、言い過ぎだろうか。

あれは、当時ポピュラー音楽界のトップにいたビートルズが、よく分からない扮装をしたり、「僕はセイイウチ」など、ナンセンスのような歌を歌いながらも、何だか楽しくてウキウキしてくる映画であり音楽であった。サイケデリック全盛の時代である。ベトナム戦争が起こっていたが、反体制の若きアーティストたちは、ドラッグでトリップしながら、愛と平和の世界を幻想した。その意識そのものがメッセージだったのだ。

一方、憂鬱で不機嫌な平成ニッポンである。疲れがとれない体と頭のまま、アラームで無理やり起こされ、新聞を見ても明るい気分にしてくれることはあまり載ってはいない。駅へ向かう足取りは重く、電車の中では黒や灰色の人たちが押し合いへし合い、苛立ちや疲れが充満していて、そんな感じに飲み込まれないように、あわててイヤホンで耳を塞ぐのが精いっぱいだ。

爽やかで気力みなぎる朝なんていうのは、そうそうあるものではない。

だが、それも気の持ちようなんじゃないか。サイケデリックの時代、ヒッピーたちはLSDでハイになって愛と平和を幻想したが、結局のところ、それはただの幻に過ぎず、夢はやがて終わった。

憂鬱で不機嫌な平成ニッポンを生きる我々も、やはり、また別の戦いを戦っている訳だが、やはり愛と平和を欲しているのだ。しかし、ドラッグをやってトリップしている訳にはいかない。なぜなら、今は60年代でもなければ、ここは紛れもなく愛する祖国ニッポンだからだ。

しかし、AKB48と野菜シスターズがいるじゃないか。

これは平成ニッポンのサイケデリックではないか。それぞれに個性的な可愛い女の子たちがカラフルな野菜の格好をして、平和この上ない音楽に乗せて、歌い踊っている。

「太陽昇って 眩しい朝だよ 今日も一日 力合わせて頑張ろう」「しあわせな時も そうじゃない時も 今日も一日 夢を信じて頑張ろう」。やはり秋元康氏によって作詞されたこの曲は、単なる企画ものかと思いきや、夢に向かって頑張るというAKB48のコンセプトそのものが一切ブレることなく貫かれたメッセージソングだったのだ。

この曲の音源化が待たれる。次のシングルのカップリングなどでリリースされないものだろうか。

これとは別に、渡り廊下走り隊の新曲「青春のフラッグ」のPVも見た。

私がAKB48に興味を持ってから初めての新曲である。過去のシングルは全てiTunesストアで購入した。前作の「アッカンベー橋」はフォークソングという企画色の強いものであったが、初のオリコン第一位を記録したということだ。

今作はよりストレートな曲調になっていて、爽やかな青春ポップチューンといった趣きである。PVは学校が舞台になっていて、衣装も制服である。メンバーそれぞれが何かの部員という設定なのだが、渡辺麻友ちゃんはやはり運動部ではなくて美術部である。歌ではセンターかつソロパートもひじょうに多く、ファンにとっては満足度の高いものになっている。小旗を振る振り付けが相当可愛い。この曲のプロモーションでのテレビ出演もいくつかあるようで、これらはブログで告知されているのだが、見逃さないように注意したい。

渡辺麻友ちゃんはヲタクなところや根暗なところなどの内面についても好感が持てるのだが、それはあくまで魅力の一部に過ぎない。やはり、見ていてひじょうに楽しい。CGという愛称があらわすように、見た目の姿かたちや身振り手振りにこの上ない魅力を感じる。

古くからのAKB48ファンの方によると、ルックス面でのピークは少し前だったという話もあるのだが、私からすると現在の状態が最高に美しいと思うのだ。

私がiPhoneのBB2Cというアプリでしょっちゅう見ているインターネット掲示板の2ちゃんねるだが、AKB48ファンの本拠地である地下アイドル板とハロプロファンが多いモ娘(狼)板の両方に、渡辺麻友ちゃんの応援スレッドがある。地下アイドル板の方が古くから渡辺麻友ちゃんを見てきている人が多いと思うのだが、ここでは数年前の方が可愛かったとか、これから人気が落ちて行くだろうといったネガティブな書き込みが多く、逆にモ娘(狼)板の方は、ハロプロから流れたりちょっと気になったりしてから日が浅い人が多いせいか、肯定的な意見が多いようである。これはハロプロでも同じようにあることなのだが、美少女と評価されていた子が大人になってくると、それを劣化と言ってみたり、いやいやこれは成長であって劣化とか言っている奴はロリコンだとか、そういうお決まりの言い合いになっている。

ちなみに、iPhoneから地下アイドル板には書き込めるようなのだが、モ娘(狼)板には書き込むことが出来ない。何か規制されているみたいだ。しかし、閲覧だけはしたりしなかったりしているので、道重さゆみちゃん関連のスレッドで、たまたまここのブログの以前のタイトルにちなんだ呼び名で、ここのブログ主のことを話題にしている場面に遭遇する。たまに好意的なことが書かれたりURLを貼って賛同したりしている書き込みを見かけるのだが、私が書いたことに賛同する人がいるという事実に耐えられない人がいるらしく、すぐに自演だとか言って発狂している。私が書いた内容について共感していただいたり賛同していただいたりするのは嬉しいのだが、私はAKB48贔屓を表明しているため、一部ハロプロファンのにとっては、もうそれだけでアンチな訳である。確かにそれは閉鎖的で排他的で余裕が無いけれども、そんな中でも一生懸命応援しているのだから、そっとしてあげた方が良いと思う。ここで書いている内容や私の存在はハロプロファンにとっては面白くないものに違いないので、私が書いた内容が気に入らなくて、それに耐えられなくて、仕方なく同士と一緒になって悪口を言うために話題にするのならば仕方がないのだが、私の書いたことに共感して、それを伝えようとして話題にしたりすることは、誰も得をしないので、出来れば止めた方が良いような気がする。

あと、私に対して「狼をやめるやめるといってやめられない人」という書き込みを何度か見た訳だが、それは全くその通りである。しかし、今は別にやめようと思っていない。なぜやめようと思っていたかというと、当時、モーニング娘。の道重さゆみちゃんのことが好きすぎて、その悪口や誹謗中傷があまりにも耐えられなくて、初めはいちいち論理的に否定したりしようとしていたのだが、調査するうちに、深刻な精神的疾患なども関係する場合などもあり、これはもう家族だとか専門家にしか手が出せない問題だろうと思い、そこで諦めた。

しかし、今は道重さゆみちゃんに対して、そういった種類での思い入れは持っていない。それが健全な距離感であろう。そうなると、色々な書き込みに対してもそれほど腹が立つこともなく、あくまで色々な人たちの意見として冷静に読むことができるようになったので、別にもう見るのをやめようとかも思っていない。今後も、アイドルについてはできるだけ表層的に楽しむにとどめ、あまり内面には深入りしないようにしようと思う。とはいえ、AKB48のまゆゆこと渡辺麻友ちゃんの影響で、これまで全く興味の無かったアニメを見はじめたり池袋のアニメイトに行ってみたりはしているのだが。どうしようもないね。最近アニメを見たことをあまりブログに書いていないが、もはや日常になりすぎて書くまでもないという感じである。実は今日も池袋と秋葉原に行って来た。「デュラララ!!」も第十六話まで購入してみたし、今日更新された最新話も見た。平和島静雄、カッコよすぎる。

それはそうとして、昨日、道重さゆみちゃんブログスレッドが荒れている時間帯に、私が叩きネタを投下したせいで散々だなwみたいな書き込みがあったのだが、あのスレッドには一切書き込みをしていない。おそらく、道重さゆみちゃんのAKB48が好き発言や舞台や事務所批判とかそういうことだと思うのだが、確かに私がブログに書いていることと似たような論調の書き込みが少なからず見られるのだが、もはや私のブログを読んでいる道重さゆみちゃんファンなどはそれほどいないと思われるので、おそらくたまたま同じように感じている人がいたということだと思う。

しかし、そんなことを道重さゆみちゃんのファンが集まるスレッドで書いても、そこにいる大半の人たちを不愉快にするだけなので、アンチ扱いされるだけで何も生まないだろうとは思う。アンチ目的で荒らしているだけならばそれでいいのだが(いや、本当は良くはないが)、何らかのより良い変化を期待して書き込んでいるのだとすれば、それは間違った行為だと思う。

道重さゆみちゃんはモーニング娘。であり、モーニング娘。だから道重さゆみちゃんだと、それは道重さゆみちゃんご本人が強く思うところであろう。本人の意思とは無関係に、自分の理想像に無理やりあてはめようとするのはアンチであろう。意見はあったとしても、基本的には本人の意思を尊重するのがファンだと思う。それでもどうしても我慢ができないとするならば、それはもう思い切って離れる以外に方法はない。

2010年6月15日 (火)

広い世界の片隅で 同じ時代を生きてる。

AKB48の峯岸みなみちゃんが、「今日がこの先の未来より1番若い。」というタイトルでブログを更新していた。

どこかで聞いたことのあるフレーズだと思ったのだが、ブログの最後で峯岸みなみちゃんご自身が明かしているように、モーニング娘。「春ビューティフルエブリデイ」の歌詞の一節だった。

3年前に発売されたアルバム「SEXY 8 BEAT」に収録されていて、亀井絵里ちゃんと、当時まだ加入したばかりの光井愛佳ちゃんによって歌われていた。タイトル通りに春を感じさせる爽やかなメロディーとサウンドは、良質なギターポップと70年代歌謡の幸福な出会いといった感じで、私もひじょうに気に入っていた。はじまったばかりの恋と春の季節に期待してしまう、そんな気分に溢れた素敵な曲である。

今やモーニング娘。にはすっかり興味が失せてしまったが、それでもやはりこのアルバムは好きだ。

最近はもう本当にAKB48が大のお気に入りで、昨日も仕事へ向かう電車の中、iPhoneで「神曲たち」を聴いていた。「涙サプライズ!」を聴きながら、「SEXY 8 BEAT」に収録されていた「シャニムニ パラダイス」を思い出したりしていた。

「涙サプライズ!」は誕生日のサプライズパーティー、「シャニムニ パラダイス」は楽しい夏休みと、それぞれ異なった題材を扱っているが、私はこの2曲が同じ理由で好きなのだ。それは、青春という季節に対するまなざしという部分である。

それぞれ、AKB48とモーニング娘。が謳歌している青春について歌っていて、それはキラキラと輝いている。この青春という輝ける時間はいずれ終わるのだが、そのことを彼女たちはまだ知らない。それぞれの歌詞を書いている秋元康氏とつんく♂氏は、いずれも青春時代などとうに過ぎたベテラン作詞家である。そして、これらの歌詞は、青春という季節は永遠ではなく、やがて終わるのだという真実を分かった上で書かれている。歌詞や歌声、メロディーやサウンドがキラキラと輝いていればいるほど、その分、切なさは加速していく。ここがたまらなく好きなのだ。

たとえば、「涙サプライズ!」などは、同級生の誕生パーティーをクラスメイト全員で計画するという内容なのだが、そこには今ここの楽しくて嬉しい気分が溢れている。本当ならばこれだけで十分なのだが、曲の途中で唐突に、「今がきっと青春かも 遠い先でいつの日か思い出すのだろう」という歌詞が歌われ、この時間が永遠ではないことが暗示される。

また、「シャニムニ パラダイス」は、アップテンポな曲調とかわいらしいダンスが印象的なダンサブルなナンバーであり、主人公の女の子たちの夏休みを、楽園に例えている。この曲のノリノリなダンスは、発表当時リーダーだった藤本美貴ちゃんがやるのを本気で恥ずかしがり、参加していなかった道重さゆみちゃんを激しくうらやましがらせた。GyaOで配信されていた板尾創路氏の番組で、念願だったこの振り付けをついに披露することができた道重さゆみちゃんは、本当に嬉しそうだった。また、リハーサルにアイドリング!!!のTシャツを着てきていることを新垣里沙ちゃんに暴露されたのも、確かこの番組の中でのことだった。

では、このノリノリな曲がなぜ切なくて、そこに私が感動するのかというと、「楽しい楽しい夏休み 今しか出来ない事がある」という一節による部分が大きい。ここに、2度と戻ることの無い青春という季節への暖かいまなざしを感じるのだ。

道重さゆみちゃんは、以前、ラジオ「今夜もうさちゃんピース」において、「歩いてる」や「みかん」という曲が好きだということをよく話していた。今では一番のお気に入りは「歩いてる」であり、数年前のコンサートツアーでもこの曲をソロで歌っていた訳だが、2007年の冬においては、当時リリースされたばかりの「みかん」についての熱い思いを、よく話していたものである。とにかく歌詞がすごく好きで、2007年最大の出来事はこの曲に出会ったことかもしれないとまで言っていた。

この曲は、イベント抽選券などの特典が付いていなかったことなどもあり、モーニング娘。のシングルの中でも、セールスが振るわなかった方である。また、内容についても、ファンの間で賛否両論が分かれているようであった。私は大好きで、カラオケでもキーを+5にして相当歌っていたし、当時ブログかmixiの日記で公開した年間BESTシングルでも第1位に挙げた。

この曲のテーマは、サビの歌詞にある「積極的に生きるんだ 人生は一回」ということに尽きるだろう。きわめてベタであり、かつダサい。クールやスタイリッシュとは程遠い世界観である。しかし、道重さゆみちゃんはこういうのが好きなのだ。わざわざ「積極的に生きるんだ」などという歌詞に共感する人は、そもそも積極的に生きるのが苦手な人に違いないし、私が道重さゆみちゃんに興味を持ったきっかけというのも、このそもそも積極的に生きることが得意ではないように見える女の子が挫折と葛藤を経て、積極的に生きて行こうとしているというある種のドラマ性に他ならなかった。

こういう自分探し的なテーマというのは、青春時代だからこそ成り立つ部分が大きい。青春とはまさに病気であり、中にはいつまでもこれをこじらせたまま大人になる人も少なくはない。男の子の場合は、よく言えば少年の心を忘れない、悪くいえばいつまでも子供じみた大人という生き方も成立しない訳ではないのだが、女の子の場合だと、これはなかなか痛々しい方向にしか行かないイメージがある。

たとえば、アーティストの場合、いつまでも少年の心を忘れないというか、永遠の中二病的なアプローチというのは、それなりの支持基盤もあり、ちゃんと商売にもなりやすい。モーニング娘。という国民的アイドルグループも、メンバーの平均年齢が上がるという現実的な問題に直面し、どっちへ行くべきかという模索があったかと思うのだが、やはり女の子が大人になるということは、恋愛とか性愛とかそっちの方向性での成熟というのが、最も分かりやすいのだろう。

アイドルファンというのは、若い女の子を応援することで自分の中の青春状態を延命させているに過ぎない部分があるので、こういう方向性で支持を得ることは、やはりひじょうに難しい。

ちなみに私は大の大人であり、妻帯者でもあるのだが、やはり若い女の子に関する要素が生活から欠乏すると、気が狂いそうになる。これは別に援助交際だとかロリコン的なことではなくて、この辺りは説明してもなかなかご理解いただけない場合が多いのだが、とにかくあの世代の女の子特有の危うく不安定な部分というのに最も良いものを感じるということであり、性的な要素はきわめて薄い。しかし、現実の生活においてそういうものを追求していくと色々な方面で様々な問題が起こり、自分にとっても周囲にとっても生きるのがひじょうに辛くなる訳で、その部分をある程度代替してくれるアイドルという存在は実に素晴らしいなと思うのである。

いや、なぜわざわざこのようなことを書いたのかというと、つまりは青春特有の鬱屈した葛藤から解き放たれ、性愛や現実主義的な価値観に生きはじめた女性に、多くのアイドルファンは一切興味が無いのではないかということである。

2008年以降のモーニング娘。のシングル曲は、女性目線での恋愛に関するものがひじょうに多くなったが、これはおそらく意図的なものであろう。上記の理由から、従来の男性アイドルファンが減っていくだろうという推測から、それでは新たに同性のファンを獲得しようという戦略に転じたのではないかと思うのだ。いわゆるダンススキルだとかパフォーマンス力などのレベルを上げるアーティスト路線というのも、従来のアイドル性の減退に対応したものなのではないだろうか。

私は、道重さゆみちゃんが好きだったので、彼女が所属するモーニング娘。のCDや曲は買っていたし、iPodに入れて聴いてもいた。しかし、アーティスト路線が濃厚になってからの作品は、「SEXY 8 BEAT」ほどは聴かなくなっていた。単純に好みではないというか、面白くなくなったのだ。「グルグルJUMP」とかは大好きだったけれども、あくまで飛び道具に過ぎず、その飛び道具ぐらいしか積極的に好きな曲が無いという状態であった。

これは作品としての質がどうという問題ではなく、単に私の好みに合わなかっただけである。私は洋楽でも、テクニックよりもアイデアや初期衝動重視の音楽を好む傾向があり、たとえば技術的に熟練していても、そこに情熱や新しい発想が感じられないものにはあまり魅力を感じない。まあ、ボブ・ディランのおっさんだとかモリッシーみたいな突出した存在ならば、何歳になっても好きだけれども。あれは一生青春をこじらしているようなものだから。

モーニング娘。の最新シングル「青春コレクション」の宣材写真を見ると、道重さゆみちゃんがひときわ目立っている。私はもちろん現在のモーニング娘。のメンバーを全員知っているので、それぞれに違いもちゃんと見分けられる。しかし、一見してある統一されたイメージがある中で、道重さゆみちゃんだけに異質なものを感じるのだ。それは、一人だけ黒髪という部分が最も分かりやすいのだが、なんというか、ハロプロファンの人たちが言ういわゆるアーティスト集団の中で、道重さゆみちゃんだけがアイドルっぽいというか、そんな感じがする。

アイドルとは、やはり青春なのである。

いわゆる辛気臭い路線などともいわれる、同世代の女性の等身大の気持ちを歌った曲が多い最近のモーニング娘。は、すでに青春を体現するアイドルグループであることから卒業し、アーティスト集団へと脱皮したのだ。これはある意味では進化であり、この路線を支持するファンはより濃厚になっていくだろうし、そもそもアイドル的な魅力にひかれてファンをやっていた人たちが離れて行くのは、これは仕方がないことなのだろう。

道重さゆみちゃんはモーニング娘。が大好きであり、その一員であることに誇りを持っている。しかし、その一方で、アイドル的な在り方への愛着もあるようである。それが色々な部分に現れている。これは、おそらくモーニング娘。のメンバーの中では、道重さゆみちゃん一人だけなのではないだろうか。もしかすると、田中れいなちゃんにもそのような部分が多少はあるのかもしれない。しかし、他のメンバーがいかにもアイドル的な在り方を心の底から望んでいるようには思えない。それは、髪型や私服のセンスといったところにも表れている。これはこれで、新しい形のパフォーマンス集団という独自の路線を開拓していけば良いのではないだろうか。

さて、AKB48である。従来のアイドルポップスといえば、ほとんどが10代の恋愛をテーマにしたものという印象がある。ところが、AKB48の曲というのは、立ちはだかる困難に勇気を持って立ち向かえと歌う「RIVER」(「そうだ 向こう岸はある もっと自分を信じろよ」)、夢をあきらめずに努力を続けようと歌う「初日」(「死ぬ気で踊ろう!死ぬ気で歌おう!初心を忘れず全力投球で!Oh!」)、自分らしさはそれぞれなのでどれを選ぶか決めればいいと歌う「自分らしさ」(「僕は僕らしく 君は君らしく 夢のゴールへと向かって歩こう」)など、色々なテーマのものがある。また、恋愛を題材にした曲にしても、それが新たな自分発見に繋がっていて、きわめて精神的な要素が強い(「心のもやもやが消えて 大切なものが見えたんだ」)。まさに青春の瑞々しさに満ち溢れている。これらはけしてクールでもスタイリッシュでもなく、どちらかというとベタでダサいと感じられがちなものである。だが、そこが良い。

「歩いてる」や「みかん」のような曲が好きな道重さゆみちゃんがAKB48が好きだったとしても、それは全く驚くべきことではない。

AKB48のメンバーのことを調べていくと、小嶋陽菜ちゃんのように道重さゆみちゃんファンを公言しているメンバーがいたりする訳だが、これ以外にも最近も自分のラジオ番組で「青春コレクション」をかけていた柏木由紀ちゃんが「今夜もうさちゃんピース」に出てみたいなどということを過去に何かの写真に書いていたり、その柏木由紀ちゃんと佐藤すみれちゃんが「モー娘。で一番かわいいのはさゆみちゃんだよね!」とか盛り上がっていたという証言など、色々とネタがある。

一方、道重さゆみちゃんは、先日のストリーミング放送において、夜のテンションでうっかりとAKB48が好きなことを公言してしまい、多くのハロプロヲタクの人たちからバッシングを受けていた。また、つい昨日のブログでは、AKB48のメンバーが野菜シスターズとしてCMに出演している「野菜一日これ一本」を飲んでいる画像を公開している。さらに今日のブログでは、内容は私にとってあまり嬉しいものではなかったのだが、文中で「やびゃぁい”(ノ><)ノ」という表現を用いている。AKB48のまゆゆこと渡辺麻友ちゃんがよく使うのが、「やびゃあ(^ω^;)」だが、たぶんこれは偶然だ(私の脳内ではまた別の解釈をしていることは言うまでもないが)。

もはやモーニング娘。の道重さゆみちゃんとAKB48は相思相愛といっても過言ではない。この件について、AKB48関連のスレッドを軽く見てみると、概ね好印象という感じであった。一方、道重さゆみちゃんがAKB48好きを公言すると、先日のように多くのハロプロヲタクの人たちが気分を悪くし、裏切り者のような扱いを受けるので、なかなか口にすることができない。というか、事務所から言ってはいけないと注意されているのかもしれない。

しかし、「ロミオとジュリエット」や「赤と黒」の時代から、障害が多いほど、ロマンスは燃え上がるものである。この行く末に注目していきたい。

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2010年6月14日 (月)

目指すは陽が昇る場所 希望の道を歩け!

AKB48総選挙なるイベントは私が思っていた以上に注目されていたようで、テレビのワイドショーなどでもかなり大きく取り上げられていたようだ。たかだかアイドルグループの人気投票ではあるのだが、あたかも一つのお祭りのようでさえあった。

お祭りといえば、同じアホなら踊らにゃそんそんというぐらいで、それに乗っかって踊っちゃうのは楽しいのだが、諸事情により乗りそびれたとするならば、どことなく疎外感やら反感やらを覚えたりもするものだ。

私はそもそもひねくれ者なので、世間一般で大流行しているものが気になって仕方がないくせに、それに乗り遅れたりすると、斜に構えて無関心を装ったりアンチ的立場を取ったりするタイプの人間なのだ。だから、かつての国民的グループだった頃のモーニング娘。に対しては何となく苦々さを覚えていたし、逆に人気が落ちてからモーニング娘。の、それも不人気メンバーなどに入れ込んだりして、さらにはその存在を脅かすべくAKB48が「アイドルも政権交代」なんてやっていた頃には、正直言っていい気持ちはしていなかった。

AKB48自体に対しては、その頃にはすでにかなり良い印象を持っていたのだ。ハロプロ系応援掲示板などでは、閉鎖的で余裕のない一部狂信的ヲタクの方々が、必要以上にAKB48のネガティブキャンペーンを行っていたため、何も知らないで見ていると、知らぬ間にAKB48に対して実情と反した良くないイメージを抱いてしまう。しかし、たまたま嫁と行った神宮外苑花火大会でパフォーマンスを見て、曲もMCもグループとしてのたたずまいにも、ひじょうに爽やかかつ清々しいものを感じ、また、会場の一般の人たちにも自然に受け入れられていた。これを機会に、AKB48に対するイメージは相当良くなったのだ。

それでも、たとえば「RIVER」なんかの頃には、HMVなどの外資系CDショップですら勝ち馬に乗りっぷりがあからさますぎて、何となく反感を覚えてしまったものだ。その時点で「RIVER」は聴いたことがなかったし、おそらくあれは、よく分からない大きな力に対する防衛本能的な恐れからくる反感だったのだろう。今では、この「RIVER」は大好きな曲の一つである。

今回のAKB48総選挙についてだが、私はひじょうに薄く軽いレベルで、いちおう参加してみた。「ポニーテールとシュシュ」のCD2種類1枚ずつを買って、携帯電話から好きなメンバーに投票をした。また、発表当日は嫁と食事をしていたが、その目を盗んでiPhoneでTwitterの実況を確認したりしていた。その夜から翌日にかけて、ファンスレッドだとかテレビのワイドショー動画などで、情報を集めたりした。会場にも中継していた映画館にも行っていないし、好きなメンバーの順位を上げるために同じCDを何枚も買ったりといった重厚な参加の仕方はしていない。それでも、十分に楽しめた。これをきっかけに色々なメンバーの個性を知っていったり、わずか1000円の割に内容が濃い公式ガイドブックを買って読んだり、DMM.comでコメントを見たり、CDを買うにしても好きなメンバーの生写真がもらえるお店をわざわざ探したり、これが無ければ味わわなかったであろう楽しみを色々と体験できた。もちろん、音楽、映像といったコンテンツにも満足している。この祭りに参加できて、本当に良かった。

この総選挙で順位が発表されたAKB48メンバーのコメントについては、一部しか見ていないのだが、それぞれひじょうに感動したり、面白かったりする部分が多々あった。

AKB48の運営サイドは、この総選挙をあくまで祭りとして楽しんでほしいと言っているが、ファンやメンバーにとっては、それ以上のかなり大きな意味を持っていると思われる。シングルCDやメディアの選抜メンバーが、その順位によって決まるのだが、順位はファンの投票によって決まる。投票は、「ポニーテールとシュシュ」のCDを購入したり携帯サイトやDMM.comに入会することによって可能になる。1人あたりの投票数に制限はないので、自分がたくさん票を投じたいと思えば、同じCDを何枚も買えば良いのだ。これは好きなメンバーに対する忠誠度を大量の票を入れることによって表明するという熱狂的ファンの行動を加熱させ、貯金を下ろしたり借金をしたりしてまで同じCDを何枚も買うといった、外部から見ると異常とも思われる行動を助長しかねない。この辺りが、一部マスコミやアンチ的立場を取る人々から宗教的だとか風俗のシステムと何ら変わらないなどと揶揄されたり批判されたりするところであろう。まあ、私のようにおカネや時間をろくにつかわなくてもそこそこ楽しめるというところがこれだけの人気の秘訣なのではないかと思ったりもするのだが、やはりもっと多くのおカネや時間をつかっている人たちが支えている部分もひじょうに大きいというのは事実であろう。しかし、この辺りの同じCDを何枚を買ったり使えるおカネのほとんどをファン活動に費やすようなタイプの濃厚なファンの割合は、ハロー!プロジェクトの方が段違いに高いのではないかという気はする。

今回、AKB48の「ポニーテールとシュシュ」はCD売上が初週で50万枚を超える大ヒットとなったが、この総選挙の投票券や握手会への参加券が封入されていたことが、セールスを押し上げた大きな要因ではあるだろう。しかし、そもそもグループや作品に魅力がなければいくら総選挙をやろうが握手会をやろうが売れるはずも無く、やはりこのグループや作品の魅力は、それはそれとして評価されて然るべきであろう。「ポニーテールとシュシュ」は、発売から半月以上経過した現在も、iTunesのランキング上位に入っている。もちろんiTunesで買えるのは音楽とアートワークだけであり、これには総選挙投票券も握手会参加券もついてこない。それでも売れている。それだけ、AKB48という現象に参加したいと思わせたり、純粋にこの作品をパソコンやiPodで聴きたいと感じている人が多いということだ。

総選挙で好きなメンバーの順位を上げるために一部の熱狂的なファンが同じCDを何枚も買う。それによってセールスが伸びる。このビジネスモデルが批判されている部分はあるし、それに乗せられているメンバーやファンをこのシステムの犠牲者のように論じているメディアもある。そのような側面はあるとしても、やはりこのAKB総選挙は面白かった。祭りとして、エンターテインメントとしてとても完成度が高い。AKB48のファンには若年層も多く、ファンスレッドなどをのぞいていると、おいおい大丈夫かと思うような部分もあり、その辺りに対しての何らかの配慮は今後必要かもしれないのだが、それはそうとして、やはりこの楽しさ、面白さには抗いがたいものがある。

ご存じの方はご存じの通り、私は数年前に、モーニング娘。のことが突然気になり、それからそのメンバーであった道重さゆみちゃんに深く興味を持って、自分勝手に考察や分析をしたり、ラジオを毎週欠かさず聴いては内容を書き起こしたり、生まれ育った地域を聖地巡礼と銘打って訪れたりといった活動を行ってきた訳だ。それまでの数十年間、アイドルに興味はなかったし、人生の中で再び興味を持つ予感すらほとんど無かった。

中学生や高校生の頃は普通にアイドルを応援するのが当たり前の時代だったので、まあ、普通に好きだった。アイドルという存在もそうなのだが、作品もひじょうに好きだった。私は音楽は主に洋楽を中心に当時も聴いていたのだが、何だか洋楽を賛美してアイドルの作品を下に見るみたいな風潮が気に入らなくて、それらを等価に評価する、みたいな活動を行っていたのだ。これは何も私の独特な感性という訳ではなく、当時はそういうのが一部サブカル界隈で流行っていて、若い人たちには何のことやらさっぱり分からないだろうが、「よい子の歌謡曲」だとか新人類トリオによる「卒業-KYON2に向かって」だとか、そういうやつがあった訳だ。そのルーツともいえるのが、近田春夫の「気分は歌謡曲」だったり「電撃的東京」だったりするのだが、この流れは後に週刊文春の「考えるヒット」に繋がっている。私も高校生ながらこの手の雑誌に投稿して載せてもらったり、自分で歌謡曲批評のミニコミ雑誌を編集発行したりしていたのだ。

世間ではとっくに落ち目と認識されるようになってからモーニング娘。に興味を持った私だが、不思議とそのようなサブカル的な歌謡曲批評には関心を持たなかった。何となく理屈をこねてPerfume辺りを評価しているような雰囲気を感じていたのだが、どうもいけすかない印象を持っていた。中でも、日本のヒップホップグループ、ライムスターの宇多丸氏による「マブ論」なるものの影響力が強いと聞いていたが、さほど気にはしていなかった。宇多丸氏はAKB48に対してはあまりよく思っていなかったようなのだが、最近のラジオ番組において、総選挙の物語性に感動したという旨の発言をしていたらしい。この宇多丸氏の文章を読んだこともなければラジオも聴いたこともないのだが、思っていたイメージからすると、随分とベタな感想を持つ人なのだな、と思った。

そして、少し気になって調べてみたところ、この宇多丸氏は、今から四半世紀近く前の春の日に起きた、ある少女歌手のダイブに深い衝撃を受け、このような、少女歌手を殺すようなシステムに加担することは間違いである、ということを強く思ったのだという。また、ライムスターのレパートリーには、この事件をテーマにした作品もあるという。これまでは、パール兄弟の「風にさようなら」ぐらいしか知らなかった。実は、私がアイドルに対して深い思い入れを持つことをやめようと思ったきっかけも、この同じ事件だった。まさかそれから20年以上も経って、ふたたびアイドルに夢中になるとは思ってもいなかった。

アイドルなんて、可愛い子が歌ったり踊ったり水着でポーズを取ったりしているところを、ただありがたがって見ていればいい。これは、きっと正しい。必要以上にその本質を探ろうとしたり、疑似恋愛だとか同一化したりするものではない。一時的な充足感は得られるかもしれないが、それは本質的に自分自身を何も変えはしないし、勝手に自分の理想像を押し付けたそのアイドルは、いつか必ずいなくなる。その時が来て、裏切られただとかおカネや時間を返せと言ってみたところで、ただ空しさが残るのみである。

私がなぜ、とっくに落ち目になったモーニング娘。の、中でも不人気メンバーであった道重さゆみちゃんなどに突然入れ込んだのかというと、それはズバリその物語性という部分である。

小さい頃はおとなしくて地味で友だちはダンゴムシしかいなかったそんな女の子が、国民的アイドルグループの一員となる。しかし、歌やダンスの能力が劣り、運動神経も鈍く体力も無かったため、理想と現実とのギャップに葛藤する。同期メンバーの中で人気は一番下で、ソロの写真集やDVDもなかなか出せない。そんな中、地方のローカル局で始まったソロのラジオ番組でトークという活路を見出し、その実績もあってか、スキャンダルによって降板した藤本美貴ちゃんの後釜として明石家さんまさんのラジオのアシスタントに抜擢されると、その前向きで勉強熱心な姿勢からどんどん頭角を現し、その辺りからソロのDVDや写真集も次々と出るようになって、歌の方でも初めてのソロ曲をもらい、バラエティー番組でもさまざまな葛藤を乗り越えて活躍、念願の末に始まったブログも好評でランキングトップと、この過程を逐一体験する、そのこと自体が楽しくて仕方がなかった。

この春にグループで出演した「笑っていいとも」の「テレフォンショッキング」は、様々な悪条件も重なり、メンバーの本来の魅力をほとんど発揮できずに終わった。会場との温度差や、トーク内容など、司会のタモリ氏すら変な汗をかくような状況であった。ファンを相手にした仕事が中心のモーニング娘。メンバーが、ファン以外のいわゆる一般視聴者の前に出ると、度々このような現象が起こる。道重さゆみちゃんが一人で出演したテレビ番組を見ていると、このファンの前といわゆる一般視聴者の前、それぞれにおいて自分をどう見せるべきか、その場における自分の役割とは何なのか、ということについて、真剣に葛藤しているように見えた。それがうまくいく時もいかない時もあったが、その真剣さに思い入れ、自分勝手に親身になって考えているようなつもりになっていた。だから、この「笑っていいとも」の出演がひじょうに歯がゆく、しかし、現在、グループ全体でテレビに出る場合、やはりこのぐらいが限界なのかとも思った。

道重さゆみちゃん個人は、私にとってひじょうに面白い存在であり、まだまだ無限の可能性を秘めているように思えた。明るい未来が描ける限り、物語は終わらない。道重さゆみちゃんはモーニング娘。の一員であることに誇りを持っていて、メンバーのことも大好きである。特に、ブログにおける現リーダーだとか同期の大親友との仲の良さは格別である。しかし、どうもこれが私が理想とする道重さゆみちゃんのあるべき可能性を阻害しているようにしか思えず、そのうち、そういうのを見ているだけで気分が悪くなるほどにまでなってしまい、これは道重さゆみちゃん本人の意思を無視して勝手に自分の理想像を押しつけているだけに過ぎず、これほど迷惑なファンはいない訳である。グループは別として、道重さゆみちゃんだけを個人として応援していこうなどと思ったこともあったのだが、ブログで他のメンバーと仲よくしている写真を見ているだけでその気持ちが萎えてガッカリするような、そういう病的なほとんど逝っちゃってる感じになってきたため、これはいかんと思って、手を引いた訳である。

ちょうど同じ頃に、職場でAKB48の「神曲たち」をよくかけていた。かけたくてかけていた訳ではない。その時に売れている音楽を流すようなタイプの職場だから、たまたまかけていただけである。そしたら、その音楽がどんどん好きになっていったのだ。たまたま周りにもAKB48を好きな人がいて、全然ヲタクっぽくない普通の人たちだった。一部熱狂的ハロプロヲタクの中に、掲示板などでAKB48やメンバーの名前を出すだけで激しく怒り出す人たちがいて、その閉鎖性や余裕の無さがくだらなくバカバカしく思えてもきた。ちょっと気になってAKB48の動画を見たりメンバーのブログを読んだりしていたら、あっという間だった。

それにしても、今回の総選挙で特に思ったことなのだが、それぞれの順位に選ばれたメンバーがコメントを話す場面で、その順位に対する喜びや悔しさなどを正直に話すところに心を打たれた。最近のアイドルといえばハロプロぐらいしかろくに知らなかった私からすると、アイドル発言というのはごくごく当たり障りのない空気を読んだものという印象があったのだ。特にアットホームをモットーとするモーニング娘。などにはその傾向が強く、それが悪平等的だという批判もあるだろうが、変に野心むき出しでガツガツしているよりもよっぽど良いだろうとすら思っていたのだ。

私はあまり野心をむき出しにするようなタイプの人は得意ではなく、そのような姿勢を強要するような環境も好きではない。どちらかというと、明るく楽しく仲よく、なるべく人のプライドを傷つけず、悪い部分にはあまりふれずに、良い部分を讃え合うような環境を心地よく思うようなタイプの人間である。しかし、一方でそれは慣れ合いだとか甘えだとかを生み、組織の力を弱めたりもする。しかし、追求すべきは幸福であり、果たして強ければそれで幸福なのか、などという葛藤もあったりはする訳だ。ただし、このように考えていられるうちはまだまだ余裕がある訳だが、経済状況やらいろいろとのっぴきならぬ環境の変化が訪れた時に、何らかの変化をもたらさなければならない。

アットホームで居心地の良い環境で生産性も高いのが最高なのだが、その生産性が低く、その状況がさらに続いていけば、もうそれどころではなく、その環境の維持すらも危うくなる訳だ。そうした時に、やはり厳しさだとか苦難といったけして楽しいばかりではない部分とも直面し、また、悪い部分にもきちんとふれて改めていく必要にも迫られる。起こったことというのは、すべて起こるべくして起こっているという考えを持つ私は、このような状況に至って、これは何かを根本的に変えていかなくてはいかんという結論に達した。

AKB48総選挙において、前回の第1位から第2位になった前田敦子ちゃんは、悔し涙を堪え、頑張って笑顔をつくりながら、「私は負けず嫌いなので、正直悔しい」と言った。前回の順位から大躍進したものの、自分が思っていた結果に比べて満足ができなかったと思われる松井玲奈ちゃんは、会場のコメントでも悔しさを表していたが、ブログでも「なぜ、どうして、沢山の疑問や思いが頭を巡ったり、あまりの悔しさにいただいた盾を強く抱え過ぎて折るかと思いました。」と書いていた。また、私が票を投じたまゆゆこと渡辺麻友ちゃんは、前回の第4位から、今年は1ランク上の第3位を目指していたが、第5位に終わった。順位と投票してくれたファンに対して感謝を述べた後、「本当に悔しいです」「私はもっと上の順位に入りたいです。もっと上に入ります」と泣きながら心情を吐露した。

AKB48について、私はフォローしてから日も浅いし、「神曲たち」を聴いたりチームBの「シアターの女神」公演の動画を見たりしたぐらいなのだが、そんな中でも、どこが好きかというと、やはり可愛い女の子たちが夢に向かって一生懸命頑張っているという、きわめてベタな物語(ストーリー)性なのである。

物語は死んだとか終わりなき日常を生きろとかポストモダンとかそんなことを嘯いて生きてきた訳だが、やはりこういうものを心の底では求めていた訳だ。

私にとっての道重さゆみちゃんとは、不器用に葛藤することそのものが生の充足という美であるという状態のことであり、すれっからしの冷笑主義者であった私がふたたび活発な生を取り戻すために、必要とした存在であった。たとえばサラリーマン向けの自己啓発書だとかいけすかないクソジジイがそのような正論をかざしてきたとしても私にはまったく響かなかった訳だが、これが道重さゆみちゃんという超絶かわいい女の子の最高傑作という芸術そのものであったがゆえに、心と体を動かしたのである。

だから、何となく器用で、それほど葛藤などしなくても上手くやっていけそうなここ最近の道重さゆみちゃんに対して、次第に関心が薄れていったというのは、そういう側面もあるのだろう。

「ポニーテールとシュシュ」なんかは、夏を前にした高揚感とかなわぬ恋の予感の切なさが絶妙にマッチした超絶夏ソングなのだが、AKB48の作品というのはけしてこういうのばかりではない。人生の様々な側面において立ちはだかる障害や壁に対して、勇気を出して乗り越えて行けと力強く歌う「RIVER」や、葛藤や挫折を乗り越えて願いが叶うまで夢を追いかけて行こうと歌う「初日」など、とにかくベタなものが多い。

AKB48の作品の作詞も務めるプロデューサーの秋元康氏といえば、80年代のイメージが強い。やはり、おニャン子クラブだとかとんねるずのイメージである。あれは当時の軽薄なヘタウマ文化というか、真面目でベタなものを茶化すような感覚が真骨頂であった。正統派アイドルに対するおニャン子クラブ、伝統的なお笑いに対するとんねるず。あと、清純派アイドルというコンセプトそのものをパロディー化した小泉今日子「なんてったってアイドル」も、秋元氏の作詞である。この時代の感覚というのは、とにかく真面目で暗いものはダサくてカッコ悪く、明るくて軽くて面白いものの方が圧倒的に正しくてエライというものであった。夢に向かって一生懸命頑張るなどというコンセプトは、ギャグにしかなりえない。

しかし、あのような風潮は、やはりその時代を取り巻く環境ゆえのものだったのではないかと感じる。誰もがそこそこ豊かになれるような時代は、無理して苦しい思いをするよりも、時代に乗っかって楽しんだ方が幸せに決まっている。

憂鬱で不機嫌な平成ニッポンはにおいては、そういう訳にはいかない。就職や結婚といった、一昔前ならば苦労もなく手に入れられたものすら不確かである。そんな時代でも人は幸せを求めるものだ。求めずにはいられない。

大きな夢を追い求めることをやめ、いま持っているもので満足するようなやり方。または、夢を追いかけて一生懸命頑張る生き方。このような選択肢はあるだろう。

向上心や野心をむき出しにしてガツガツするスタイルというのにひじょうに抵抗があり、そのような在り方を否定したり軽蔑したりしてきた。

AKB48のメンバーは総選挙の順位に対して悔しさや野心をはっきりと表現する。それに抵抗を覚えたり、気持ち悪いと感じる人もいるようだ。しかし、私はひじょうに心を動かされた。このような生身の感情こそに、生きることの本質的な充足があるのではないかとすら感じる。これによってメンバー間の人間関係やグループ内の空気が悪くなるかというと、そんなことは無いように思える。なぜなら、AKB48というグループにおいては、このような上昇志向や野心というものは持っていて当然であり、お互いが仲間であると同時にライバルであるという共通認識ができているのだ。

先輩後輩や年齢に関係なく、順位は投票によって決められる。しかし、グループ内の人間関係が必ずしもその順位の序列によって動いているかというとそんなことはなく、それぞれの役割を尊重しあったり、その中でそれぞれの目標を持って、それに向かって頑張ったりしているように見える。

順位を決めたりすることをあまりせず、何となくアットホームで心地よい感じというのも良いのだが、今の時代には、このように順位をはっきりとさせ、その上でそれぞれの役割や存在意義というものを尊重していくようなやり方の方が適しているような気がする。その方が強い組織となり、結果が出しやすいのではないか。強くなくても、結果が出なくてもそこそこ幸せでいられた時代ならばそれでも良いのかもしれないが、強くなって結果を出さなければ最低限の幸福すらも危ういような、そんな時代なのだという現実認識があれば、おそらくこちらの方によりリアルを感じるのではないだろうか。

夢に向かって一生懸命頑張るというエネルギーは、憂鬱で不機嫌な平成ニッポンを、より幸福にするためには有効なのではないかという気がする。夢だとか努力だとかいう言葉にアレルギーを感じたとしても、AKB48のような個性的で可愛い女の子たちが、野心や向上心を持って、挫折や葛藤を繰り返しながら一生懸命頑張っている姿を見れば、これこそが生命をキラキラと肯定的に輝かせるものなのだ、と気付くはずである。

一方、今週は道重さゆみちゃんや田中れいなちゃんが所属する老舗アイドルグループ、モーニング娘。がシングル「青春コレクション」をリリースした。発売初日のオリコンデイリーランキングでは第1位だったが、後発アイドルグループのアイドリング!!!とは僅差であった。また、AKB48総選挙から2日後の6月11日からは、舞台「ファッショナブル」が始まった。

モーニング娘。の舞台やミュージカルは、過去に何度か観に行ったことがある。好きなメンバーを生で見ることが主な目的で、内容にはそれほど大きな期待はしていなかったため、いずれもそれなりに楽しめていた。

今回、やはり少し気になって観覧したファンのレポートなどをいくつか読んでみたのだが、主役のモーニング娘。現リーダーと共演者の役者さんの見せ場がメインで、他のモーニング娘。メンバーの出番は極端に少ないようだ。特に、道重さゆみちゃんは少ないらしい。

この舞台については、道重さゆみちゃんや田中れいなちゃんのブログから、待ち時間が長くて暇すぎるというような印象を受けた。田中れいなちゃんは、この舞台があるおかげソロでレギュラー出演している歌番組の収録が減らされ、そのことがショックだと正直にブログに書いたところ、舞台関係者や楽しみにしているファンに失礼だという優等生的な批判コメントが殺到し、その記事は削除された。

この舞台に関連するファンスレッドをいくつか閲覧してみると、またしても同じグループのメンバーのファン同士が口汚く罵り合っていた。

一方、お昼のテレビ番組、「アッコにおまかせ」でも、AKB総選挙について大きく取り上げられたが、同じ番組で、かつての国民的人気アイドル、モーニング娘。の元メンバー、後藤真希ちゃんがセミヌードになった件もふれられていた。毒舌で知られる和田アキ子さんだが、このAKB48総選挙については、概ね好意的な意見を述べていた。AKB48のメンバーには、和田アキ子さんの事務所の後輩も数名いる他、何人かのメンバーは、以前に共演した際に楽屋に挨拶にも行っていた。また、このAKB48総選挙について、ハロー!プロジェクトのつんく♂プロデューサーからもコメントを取っていたが、その内容とは、「秋元さん、おごってください!」というものだった。

AKB48総選挙で第7位に選ばれた小嶋陽菜ちゃんは、写真でうさちゃんピースをよくしていたが、最近のラジオ番組において、好きなアイドルとして、道重さゆみちゃんやモーニング娘。の名前も挙げていた。また、まゆゆこと渡辺麻友ちゃんとアニヲタ仲間でもあるらぶたんこと多田愛佳ちゃんは、総選挙で惜しくも選抜メンバーから外れてしまったが、一人カラオケに行って歌いたい曲を歌いまくったことをブログに書いていた。中でもスマイレージの「夢見る15歳」が最も歌いたかった曲のうちの一つだったという。柏木由紀ちゃんは、ラジオ番組でモーニング娘。の「青春コレクション」をかけていた。このように、AKB48のメンバーがハロプロ好きを公言しても、これを批難されるようなことはなく、むしろ微笑ましいと受け止められる。一方、一部狂信的ハロプロヲタクの方々からは、AKB48メンバーがハロプロに寄生しているなどと言われてしまう。また、先日のように、モーニング娘。の道重さゆみちゃんが、夜のテンションでAKB48が好きだということをつい公言してしまうと、多くのハロプロヲタクの方々から、激しくバッシングされる。

2010年6月10日 (木)

夢は涙の先 泣き止んだ微笑の花。

6月9日にAKB48総選挙なるイベントが開催された。これはファンの投票によって、メンバーに順位をつけ、上位のメンバーが次のシングル曲の選抜メンバーに選ばれるというものだ。昨年に続き、今年で2回目の開催となる。運営サイドはあくまでお祭りとして楽しんでほしいという旨のコメントを出しているが、ファンの熱の入れようは相当のもののようである。

私はAKB48そのものをちゃんとフォローしてから日が浅いため、昨年の総選挙のことについてはよく知らなかった。当時は、ハロー!プロジェクトのアイドルを応援していたのだが、そこではAKB48のことを必要以上に誹謗中傷する閉鎖的で余裕のないファンが目立っていた。後発ながらセールスをどんどん伸ばしているAKB48に対する恐れや嫉妬から必死で誹謗中傷していたものと思われるのだが、よく分からずにハロー!プロジェクト関連のインターネット掲示板などにいると、よく知りもしないまま何となくAKB48に対してマイナスのイメージが形成されてしまう。そんな訳で、当時は何となくあまり良く思ってはいなかった訳だ。

嫁と行った神宮外苑花火大会で偶然にパフォーマンスを目撃し、その爽やかさと楽曲の良さ、会場への受け入れられ具合などを見て、好印象を持った。しかし、それで特に好きになるという訳でもなかった。

昨年秋に原宿のアメーバスタジオでモーニング娘。の公開生放送があり、それを観覧に行った。整理券をもらってから観覧開始までには時間があったので、渋谷の街で時間を潰すことにした。その週は、モーニング娘。の新曲の発売週だった。にもかかわらず、HMVへ行くと、前週に発売されたAKB48の「RIVER」が大きくディスプレイされていて、発売されたばかりのモーニング娘。の新曲など、どこにあるのか分からない状態だった。しかも、AKB48の「アイドルも政権交代」などという、明らかにモーニング娘。だとかハロー!プロジェクトを意識したキャッチコピーも大々的に告知していて、当時、ハロー!プロジェクト贔屓だった私には、心地よいものではなかった。

販売店はもちろんより多くの顧客が求める商品の販売促進に力を入れる訳だが、そのあまりにもあからさまな勝ち馬に乗りっぷりに、多少の反感すら覚えたものだ(このHMV渋谷店の閉店が最近発表されたことについても色々と思うところがあるのだが、それはまた別の機会に書くことにしたい)。これは、その前年春に同じくモーニング娘。の「リゾナントブルー」のシングルを求めてCDショップを巡っていた時に、どこでも大々的にディスプレイされ、流されていたPerfumeにも感じたことだ。まあ、いずれも嫉妬にすぎないのだが。

そんな訳で、昨年のAKB48総選挙のことなど、ほとんど知らなかった訳だ。しかし、ファンの投票によってメンバーの順位が決まり、それによってシングル曲に選抜されるかされないかが決まったりするという内容についてはざっくり把握していて、これはなかなかシビアだな、とは思っていた。メンバーのことなど誰一人として知らなかったので、思い入れも持ちようがなかったのだが、メンバーやファンの泣き笑い悲喜こもごもについても、なんとなく把握してはいた。

今回の投票は、「ポニーテールとシュシュ」のCDを買って投票券を入手したり、モバイルサイトやDMM.comの会員になることによって、投票の権利を得ることができた。熱心なファンなどは、自分が応援するメンバーをより上位に入れようと、同じCDを何枚も買ったり、ネットオークションで投票券を入手したりして、複数投票していたようだ。一人何票までといった制限は一切無いから、使えるおカネさえあれば何票でも投票できる。メンバー個人のファンスレッドなどを見ると、本当かどうか定かではないのだが、信じられない金額をこれに投じているファンもいるようだ。ただ、大半は普通に必要な分だけCDを買って投票しているのではないだろうか。

今回、「ポニーテールとシュシュ」が50万枚を超える大ヒットとなった訳だが、これには、このAKB総選挙の投票券が封入されていたため、複数枚購入するファンが多かったという理由もある。しかし、ここばかりがピックアップされるがゆえに、この曲自体の本当の意味でのヒット実績が見えにくくなっているというのは、少し残念である。総選挙の投票も握手会も全く関係がないiTunesのランキングで上位をキープしていることからも、純粋にこの曲におカネを払って聴きたいと思った人たちは多数いるはずである。ちなみに最高位が第1位で、発売から2週間以上が経過した現在でも第9位にランクインしている。

アイドルのCDといえば特典が目的だったりグッズ的な意味合いが強い部分もあるため、CDセールスの割には配信での順位が伸びないという傾向がある訳だが、これを覆している点からも、この曲が実際にヒットしているということがよく分かる。ちなみに、今週発売でオリコンのデイリーランキング第1位のモーニング娘。「青春コレクション」はiTunesでは第112位、同じくオリコン第2位のアイドリング!!!「目には青葉 ホトトギス 初恋」はiTunesで第156位である。一方、AKB48は「ポニーテールとシュシュ」が発売3週目でトップ10内をキープしている以外にも、「大声ダイヤモンド」(第77位)、「RIVER」(第88位)、「言い訳Maybe」(第166位)といった旧作もランクインしている。

今回のAKB48総選挙は事前からかなりの盛り上がりを見せていて、テレビのワイドショーなどでもよく取り上げられていたようだ。また、公式ガイドブックはベストセラーランキングの第1位になったりもしていた。投票開始日に速報、それから1週間後に中間発表と、その時点での順位と得票数が発表され、それがまた盛り上がりに拍車をかけているようでもあった。発表があった日などは、AKB48公式ホームページが混み合っていて、なかなかアクセスできなかった。

私は特にそれほど必死なファンという訳ではないのだが、この総選挙というのはなかなか面白そうだったので、CDをType AとType Bの2種類買って、投票した。最近は音楽というとデータで購入することが多く、CDは値段が高いし場所も取るしでほとんど買わなくなってしまったのだが、これだけはぜひともCDで買いたいと思ったのだ。発売日前日の一般的な入荷日には仕事が終わってからCDショップに行ったのだが、売り切れていて買えなかった。翌日に2種類とも入手することができたのだが、それぞれ別々のお店で買った。ファンスレッドを見ていると、どうやら特典の写真がお店によって異なっているらしく、どうせなら好きなメンバーが写っているものが欲しい。という訳で、わざわざ新星堂のお店を探したり、今までお店の名前すら知らなかったとらのあなというアニメ主体のようなお店を探して買ったりした。おかげで、AKB48の聖地ともいえる秋葉原やAKB48劇場周辺の雰囲気なんかも味わうことができた。そして、封入されていた投票券のシリアルNo.を入れて、携帯電話で投票したのだ。

たかだかCDを買うことで、これだけの楽しみが味わえた。というか、もはやこれぐらいの付加価値が無ければCDなど買わないのかもしれない。さらに日程さえ合えば、握手会にももれなく参加できた訳だ。抽選ではなく、もれなくである。また、もちろん収録されている楽曲もiPhoneに入れて聴きまくりだし、そもそも私が興味を持つきっかけになったPVもひじょうに出来が良い。グァムで撮影された、青い海、白い砂、水着で歌い踊るメンバーたちといった、まさにこの世の楽園ともいうべき世界観が、高揚感と切なさが入り混じった痛快夏ソングに乗せて展開されている。また、Type B盤カップリングの「マジジョテッペンブルース」は、学園ドラマ「マジすか学園」での役の設定によるもので、「ポニーテールとシュシュ」とはまた異なった世界観が存分に堪能できる。

過去に別のアイドルのシングルCDを買った時は、DVDが付いていても、クローズアップバージョンだとかダンスショットバージョンといったものが収録されているだけで、正式なPVは数週間後にシングルVとして別に発売されたりしていた。熱心に応援している頃はこれらを全部買っていたし、アイドルのシングルというのはこういうものなのだと思っていたのだが、今回初めてAKB48のシングルを買って、この徹底したサービス精神に感動した。

ちょうど仕事が休みの日だったので、映画館の中継とかは行ければ行ってもいいかな、などと考えていたのだが、券もすでに完売しているということで、あとで結果だけサイトで確認すればいいや、ぐらいに思っていた。夕方によしもと若手芸人のネタバトル番組を配信で見ていたら、MCのなだぎ武までがAKB48総選挙のことに触れていた。18時会場、19時開演ということはなんとなく知っていたのだが、配信による生中継も無いし、仕方がないのであまり気にせず、別のことをやっていた。20時前ぐらいに嫁から電話があり、外で食事をするために家を出た。

歩きながらiPhoneでファンスレッドを開くと、TwitterのURLが貼られていて、そっちに飛ぶと、AKB48総選挙の開票結果がメンバーのコメント概要と共に実況されていた。ちょうど第12位とか第11位とかが発表されていた。第12位にチユウこと河西智美ちゃんが選ばれていた。よく分からないのだが、第12位まではメディア選抜と呼ばれ、第13位以下とメディア露出が大きく異なるようだ。河西智美ちゃんは、チームB公演「シアターの女神」セットリスト中、私が最も好きな「キャンディ」のリードヴォーカルでもあり、その声質がひじょうに気に入っていたため、この結果は地味に嬉しかった。

ブラウザ画面をスクロールして、これまでに発表された順位をひと通り確認し、ふたたびリロードすると、さらに上位が発表されていた。チームBキャプテンの柏木由紀ちゃんが第8位。前向きなコメントと終始笑顔との実況書き込みがあり、安心した。

私が投票したメンバーとは、チームB所属で渡り廊下走り隊のメンバーでもあるまゆゆこと渡辺麻友ちゃんである。

私がAKB48の中でも特に渡辺麻友ちゃんに注目した理由は、今となってはすでによく覚えていない。なんとなく顔もキャラクターも知らないまま、まゆゆという名前は聞き覚えがあった。おそらく、ブログでのアニヲタや暴走キャラのことを何となく読んだことがあって、それが微妙に印象に残っていた思われる。それで、まず職場で「神アルバム」をかけているうちに作品が好きになり、それからメンバーについてもちょっと興味が出てきて、インターネットでブログだとか動画だとかを見ているうちに、かなりお気に入りになってしまったという訳である。なんといっても、本来は内向的でヲタ気質なのにもかかわらず、健気に頑張ってアイドルをやっているという辺りが気に入った。それでいて、気の強さや負けず嫌いなところが随所に見られるのも魅力である。

昨年の総選挙では第4位ということで、メンバーの中でもひじょうに人気が高いのだなということを知った。そして、昨年の第4位に選ばれた時の動画を見たのだが、5位以上は荷が重いと思っていたが選ばれて嬉しいと号泣しながら語っていて、さらに目標を聞かれると、CGレボリューションだとかさらに上を目指したいだとか言っていて、ひじょうに好感を持った。AKB48メンバー全体に言えるのだが、この上を目指すだとか負けて悔しいとか、こういう部分をはっきりと言うところが、私にとっては新鮮であり、気持よく感じる。変に空気を読んだり悪平等を重視したりする傾向が、こういうアイドルグループにはありがちな印象だったのだが、これが覆されたような気分である。同じグループに所属していても、それぞれがライバル同士であるという認識を各メンバーが共有していて、だからこのような発言をしたとしても微妙な空気になることがないし、むしろそれが当たり前という感じなのが清々しい。

AKB48総選挙公式ガイドブックのインタヴューで、まゆゆこと渡辺麻友ちゃんは、昨年よりも1ランクアップの第3位を目標にしていると話していた。また、第1位を目標にはしないのかというインタヴュアーの問いに対しては、何やら怖気づいたような発言をしている。第1位になると色々なことが変わる。たとえば今まではアニメヲタクだといっても許されていたことが、グループ全体がそのように見られるのではないかと心配しなくてはならなくなったり、AKB48をどう引っ張っていくかなどと聞かれても、その前にちゃんとした人間にならなくてはいけない、など。

昨年の上位メンバーを見ると、年上ばかりである。TOP10内で、高校生は渡辺麻友ちゃん一人だけという状態だ。怖気づくのも無理はないだろう。

「ポニーテールとシュシュ」発売日の夜に発表された速報では、渡辺麻友ちゃんは目標にしていた第3位につけていた。第1位と第2位は昨年と同じく前田敦子ちゃんと大島優子ちゃん。この二人の得票は圧倒的であり、第3位と大きく差を付けていた。一方、昨年第3位だった篠田麻里子ちゃんは第5位に順位を落とし、一方で昨年第7位の板野友美ちゃんが第4位に躍進していた。そして、第3位の渡辺麻友ちゃんとは僅差であった。

そして、それから一週間後の中間発表である。前田敦子ちゃん、大島優子ちゃんの上位2名は安泰だったものの、第3位以下に変化が生じた。板野友美ちゃん、篠田麻里子ちゃんがそれぞれ第3位、第4位に繰り上がり、速報で第3位だった渡辺麻友ちゃんは第5位に後退していた。得票を集めようとブログ更新を普段よりも頑張るメンバーがいる中、渡辺麻友ちゃんはブログでは総選挙のことには一切ふれず、好きなアニメのことなどを嬉しそうに綴っていた。

そして迎えた開票日、ブログには開票を控えた緊張感がシンプルに綴られた。とにかく、ファンが必死におカネを使えばそれだけ票が入るので、何が起こるか全く分からない。第8位の柏木由紀ちゃんが発表された時点で、上位7名は前回と不動であることが確定した。要は順位がどうなっているかである。

嫁との待ち合わせ場所に向かいながら、Twitterのリロードを繰り返した。建物に入る直前で、小嶋陽菜ちゃんの第7位を知った。嫁と会って、どこで食事をするか決め、それからリロードすると、高橋みなみちゃんが第6位。これで、何とか中間発表よりも順位を落とすことは避けられた。さて、これからである。レストランに入り、席に着き、リロードした。ディスプレイには、「5位 渡辺 20088票」の文字が表示され、ここで終わった。嫁に対しては、あくまで仕事関係のメールをチェックしているという設定だったので、平静を装っていた。

その後、数分おきにさり気なくリロードして、第4位以上のメンバーを確認した。第4位が板野友美ちゃんで、第3位が篠田麻里子ちゃん。ここで中間発表から逆転劇が起きている。結局TOP3は昨年と変わらず、板野友美ちゃんの躍進が目立ったなと結論づけようとした次の瞬間、驚いたことに、2連覇確定と思われていた前田敦子ちゃんがまさかの第2位。そして、大島優子ちゃんが感動の逆転第1位で幕を閉じた。これは会場は相当盛り上がったに違いない。「お母さんに誓ってガチ」ではあるのだが、これ、シナリオだとしても劇的すぎる。

メンバーの中でも年齢的にお姉さんであり、また、クールビューティーなイメージが強い篠田麻里子ちゃんが第3位、そして、アイドルには少ないギャルっぽい見た目の板野友美ちゃんが第4位。特に、板野友美ちゃんは前回から大きく躍進した。昨年と比べると全体的に投票数そのものが激増しており、ほとんどのメンバーは順位を落としたとしても得票数は伸ばしている。その中で順位まで上げてしまうというのは、相当すごいことだ。従来のいわゆるアイドルヲタク的な価値観では、篠田麻里子ちゃんや板野友美ちゃんのようなタイプは、けして上位には来ないだろう。この辺りにも、AKB48のファン層の幅広さを感じる。今回、僅差をめぐるデッドヒートを繰り広げた板野友美ちゃんと渡辺麻友ちゃんなどは、同じグループに所属しているのが信じられないほど、全く異なった性質のアイドルであり、ファン層もまた異なっていることだろう。

Twitterの実況ではメンバーのコメントも簡単に書き留められていたのだが、渡辺麻友ちゃんは、得票に感激する一方で、順位については悔しがっているようだった。この時点ではこのぐらいしか分からなかったのだが、後により詳しい状況を知ることができた。

第5位で名前を呼ばれた時からすでに号泣していて、しばらく言葉が出なかったようだ。有志の方による書き起こしを見ると、出だしが「く、はいみなさん、こんばんわチームBの渡辺麻友です」となっているが、これは全く推測の域を出ないのだが、この一番初めの「く」というのは、「悔しい」の「く」であり、第5位で名前を呼ばれてまず覚えた感情は悔しさだったのではないだろうか。

しかし、理性が働き、まずは中間発表で1200票、今回は2万票以上が入ったことについて、「これ以上の幸せはないんじゃないかと思っています」と話している。ブログでは一切総選挙についてふれていなかったが、心の中では常に意識していて、それをずっと秘めていたのだろう。票数もちゃんと頭に入っていた。

そして、ポスターでは「起こしてみせますCGレボリューション」と言ったが、「私的には今回は起きなかったのであの、もし来年あるなら今度こそは!今度こそは!正真正銘のCGレボリューションを起こしたいと思っています」。

それから少し間を置き、第5位という結果は嬉しくありがたいが、「私は悔しいです」「もっと上を目指したいです」「やっぱり今のこの現状には満足していません」「本当に悔しいです」「なので私は絶対もっと上の順位に入りたいです。もっと上の順位に入ります。これからも渡辺麻友をよろしくお願いします」などと言っていたようだ。

夜遅くに、「結果\(^o^) /」というタイトルでブログが更新された。内容はやはり会場でのコメントと同様に、第5位という結果と約2万票という得票数に対して喜びと感謝を綴った後、「ただ、1つだけ言わせて下さい」と前置きした上で、「本当に悔しいです」「悔しくて悔しくてたまりません」「改めて、現実の厳しさを痛感しました」と、かなり悔しがっている。そして、「次こそは、絶対上位に入ります!!」「ベスト3に入ってみせます!」「この悔しさをバネにもっと上を目指して頑張ります!!」「諦めてなんかないです」「むしろやる気満々です」「まだまだ始まったばかりなんです」「これからだ!」「次こそは、起こしてみせますCGレボリューション!」と、前向きな思いを綴っている。こんなまゆゆが健気でいとしすぎて生きるのが辛い。

このAKB48総選挙というのは、その順位を上げるために自分がどう頑張ればいいのかというのがなかなか分かりにくくもあるのだが、少なくとも、渡辺麻友ちゃんは今回の結果について、大きな悔しさを味わったということだ。やはり、これはヲタ気質の人間に共通する特性でもあるのだが、芯にとても強いものを秘めているような気がしてならない。

AKB48や渡辺麻友ちゃんのことは軽い気持ちでなんとなくフォローしはじめたのだが、このような葛藤のドラマが繰り返されれば、メンバーやグループに対する思い入れが強くなるのは当たり前であり、改めてエンターテインメントとして質が高いな、と思わずにはいられない。

また、今回、まさかの第2位に終わった前田敦子ちゃんも、「みなさん本当にありがとうございます。私は負けず嫌いなので正直のところ悔しいです」と悔し涙を堪えながら話していたようだ。やはり、この競争、挫折、葛藤といった人生の縮図ともいえるドラマ性をアイドルグループという装置を用いて表現しているところが、AKB48の魅力のひとつなのだろう。

2010年6月 6日 (日)

僕が僕であるために衝動に素直になろう。

モーニング娘。の道重さゆみちゃんがストリーミング放送でAKB48好きを公言した件については、一部の閉鎖的で余裕の無いハロプロヲタクのみなさんが大袈裟に騒ぎたてていたようだが、私にとってはあの一瞬のリアリティだけで、もう十分に幸せである。

あの場面の画像はiPhoneに保存してある訳だが、実に良い表情をしている。特に、手でポニーテールのジェスチャーをしながら笑っている所が良い。心の底から好きなものについて告白する、その喜びに満ち溢れている。AKB48の「大声ダイヤモンド」でも歌われているように、やはり好きなものを素直に好きということは本当に素晴らしい。それは人をこんなにも美しく輝かせるのか。この純粋こそが、かつての私にとって、真実であり正義であったはずの道重さゆみちゃんである。いくらこのことを無かったことにしたい連中がいたとしても、真実は一つである。嬉しい。

AKB48は本当に楽しいのだ。曲を聴いても、雑誌を見ても、テレビを見ても、ブログを読んでも、とにかく全部が楽しい。自分がこのグループを好きでいることに肯定感が持てる。劇場とか握手会とかには行ったことがないが、おそらくもっと楽しいのだろう。劇場には実は入口近くまでは行ったのだが、いかにも楽しそうだった。

誰かのファンであれば、これは基本的には同じなのではないか。誰に頼まれた訳でもなく、自分から勝手に好きになっているのだから。たとえば、曲を聴いても全然良いと思えなくて悪口ばかり言っていたり、たまにテレビに出ても思うように映らなくて機嫌が悪くなったり、特定のメンバーばかりが選ばれていると、選ばれないメンバーのファンが嫉妬で足を引っ張ったり、ブログも贔屓メンバー以外の粗さがしばかり、こんな状況だったとすれば、ファンをやっていてもあまり楽しくはないだろう。

活動内容や作品に満足していればそれだけで応援のしがいがあると思うのだが、それが無いから、後発なのにセールスで抜かれたAKB48などを仮想敵にして、その敵意という負の感情のみにおいて一致団結する。経済が破綻しかけた国家が、国民の不満が政府に向かうことを防ぐために、仮想敵国に対する敵意を強めるように誘導するというのと同じ原理である。

閉鎖的で余裕が無い一部ハロプロヲタクの真実というのは、そのような部分にもあるのではないかと、今回、何となく思ってもみた。

私は最近のアイドルといえばハロプロぐらいしかよく知らなかったので、メンバーのファン同士の陰湿な叩き合いだとか、AKB48やメンバーの名前が出るだけで急に激しく怒り出す人たちの意味がよく分からなかったのだが、外に出てみて、なんだそういうことだったのか、とよく分かったような気分である。

要はとっくに気持ちが冷めているのに、惰性や義理やよく分からないプライドといった、実に脆弱な動機づけでファンをやっているのだろう。モチベーションを維持するには、もはや、AKB48や他のメンバーへの敵意ぐらいしか無いということか。闇は深いな。

道重さゆみちゃんのブログで、好きなアイドルの振り付けを真似しているというやつがあったのだが、まあ、これもおそらく偶然だが、AKB48でまゆゆこと渡辺麻友ちゃんがやっている部分に似ているのがあって、ひじょうに嬉しく思ったものだ。

そのAKB48のまゆゆこと渡辺麻友ちゃんは、週末に幕張メッセで大握手会に参加していたが、それにまつわるブログを2本更新していた。

まずは私服公開なのだが、またまた普通の地味な女子が頑張ってお洒落をしたというテイストで、たまらない。まゆゆが好きすぎて生きるのが辛い。

次はアニメネタで、「バカとテストと召喚獣」の第2期制作決定で高まったという話題だ。これ、握手会でファンの方からいただいたアニメ情報として書かれているのだが、実は元々書きたくて仕方がなかったネタを、さすがに好きなアニメのことばかりじゃマズいんじゃないかと思って、無理やり握手会の話題と絡めたのではないかと読んでいるのだがどうか(誰に聞いているのかさっぱり分からんが)。

好きなアニメのことを書く時のテンションが明らかに他の時と異なっていていとおしい訳だが、いちおう渡り廊下走り隊の公式ブログということで、あまりアニメのことばかり書いていてもダメだという自覚もあり、他のネタもいろいろと書いているのだが、やはりどう見てもアニメが好きで好きで仕方ないだろうとバレてしまうという、この健気さとヲタっぽさが実に良い。これもまた、人が好きなものについて語る姿は美しく輝いているという例の一つであろう。

それにしても、ブログに出てくる翔子、お兄ちゃん、秀吉などの固有名詞が全く分からなくて辛い。これも見なくてはな。「ポニーテールとシュシュ」のCDを、まゆゆが制服で写っている特典写真をもらうためにわざわざ秋葉原のとらのあなで買ったのだが、レジ前の列に並んでいる時に、ちょうどこれのDVDが流れていて、「お、コレか」と思ったのだ。いや、これも見ないと。「デュラララ!!」も第七話までで止まっているし、他のも見ていこう。とにかく、まゆゆの影響で、私が全く興味の無かったアニメを見ているという、この事実が嬉しくて仕方がない。

かのモ娘(狼)板において、「アイドルそのものよりもそのアイドルが好きな自分に酔っている典型的なヲタ」と的確な表現をされた私であるが、楽しいのだから仕方がない。

昨日のアクセス数が極度に伸びていると思ったら、案の定、このモ娘(狼)板に誰かがURLを貼りつけたっぽい。読んだ人たちから、「こいつは勝手なヤツだなw 言ってることは同意できるが」「ここまで正論書ける奴が狼にはいないからな 確かに勝手なヤツだが」などとレスが付いていて笑った。また、「完全同意 自演じゃないぞ」というレスに対しては、お約束のように「自演な うざいよあんた ザコが」とレスされていた。しかも、わずか56秒後にである。さすが、狼。おいコラ、テメエこそ自演じゃねえのかゴルァアアアアアアアアアア!!!!!

だから、iPhoneからは狼書き込めないんだよ!土曜の夜は仕事でパソコンなんか開けねえんだよ!だが、確かに昔、ドコモケータイからハメコム柏に四六時中粘着して気持ちがられていたのはオレだよ、ヤンタンのオカズ事件でアンチに明け方まで徹底抗戦したのは良い思い出です...言っとる場合かゴルァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

失礼しました。

また、いくつか個人的にメッセージもいただき、ハロプロ寄りだったとしても、必ずしも閉鎖的だったり余裕が無かったりする人ばかりではないのだということを知り、心が温まった。だが、もう二度とこの渡った川を引き返すことはないのだろうな。心に流れる汗と涙の川。運命のRIVER!

まあ、アイドルなんていうのは、そもそもこうやって楽しく応援するものだろう。たとえば、一時的にシンクロしすぎて、苦難を乗り越えなきゃならないような状況もあるだろうが、それとて根本的には深く大きな愛を根源とした強い肯定感があってこそだろう。暗い思いを抱えながら惰性でファンを続けるのと、距離を置いたところから好意的に見守るのとでは、どちらが良いのだろう。たとえ惰性であっても、やはりおカネをつかってくれる方がありがたいに決まっている。だから、頑張れる人は頑張った方がいい。私は根性なしで節操もなくて辛いのや苦しいのや痛いのが大嫌いで、嬉しくて楽しくて大好きなことばかりを求めてしまうので、おそらくそういうのには向いていないのだろう。

Photo_4

I Love your SMiLE.

2010年6月 5日 (土)

しまっておけない大声ダイヤモンド。

昨日は相変わらず体調が悪かったのだが仕事には行かなくてはならず、どうしたものかと心配していたのだが、体と頭を動かしていたらほぼ復調でひと安心である。

ほっと一息ついて休憩時間に大好きなAKB48のまゆゆこと渡辺麻友ちゃんのブログを開いたら、更新されていた。サッカーのユニフォームのようなものを着てフェイスペインティングまでしているのだが、どうやらお仕事でサッカー観戦のようである。

文面ではなんとかわくてかもふもふしているものの、前日の大好きなアニメ「ヘタリア」について書いたブログとの温度差が一目了然である。スポーツは見るのもやるのも興味がそれほど無いであろう渡辺麻友ちゃんの頑張りがいとおしすぎて生きるのが辛い。しかも、日本との対戦相手をスイスと間違えて書いていたのだが、後からコートジボワールにこっそりと訂正していた。まゆゆかわいいよまゆゆ。

本当は代々木体育館ではなく、池袋のナムコナンジャタウンで開催されていた「ヘタリア」のイベントに行きたかったに違いないのに。今日だって「銀幕版ヘタリア」公開初日にうしろ髪ひかれつつ、幕張メッセで大握手会である。健気すぎる。

ちなみに私の職場に勤務している某20代アニメ特撮ヲタ女子は、私の影響で渡辺麻友ちゃんに若干関心を示しはじめていたのだが、昨日の「ヘタリア」イベントには退勤後に参加したようだ。最近は家でまゆゆブログを開くようにまでなったということで、良い傾向である。

仕事が終わって寝ようとしたところ、モーニング娘。の道重さゆみちゃんがストリーミング放送か何かでAKB48好きをついに公言したということで、インターネット掲示板がめちゃめちゃ盛り上がっている。イェーイ!

この件に関する私の見解は、わざわざ明け方5時ぐらいまでかかって以下のブログ記事にまとめて書いた。

感情吐き出して今すぐ素直になれ。

いやぁ、痛快である。道重さゆみちゃんがAKB48が好きなことなど当たり前だと思っていたのだが、いろいろと事務所の気持ちの悪い排他主義などで名前を出せなかったのだろう。そう考えると、これまで道重さゆみちゃんがCDを借りたり振り真似したりしてテンションを上げていたとブログに書いていた「アイドル」というのは、AKB48のことだったのではないか、などと邪推もしたくなるというものだ。

最近の私は音楽といえばほとんどAKB48しか聴いていない訳だが、確かにあの楽曲のクォリティの高さは尋常ではなく、暗い気分の時も聴いているとテンションが上がるし、ちょっと弱っている時には感動したりもする。

自分が良いと思うものは人にもすすめたいと思う。なぜなら、自分が味わった喜びや楽しみといった肯定感を他人にもおすそ分けしたいから。でも、趣味が合わない人にまで無理強いするつもりは無い。ただ、ろくに聴きもしないで先入観や偏見だけでその良さに出会えない人がいるとすれば、それは本当にもったいないとしか思えない。

私は今のモーニング娘。やハロー!プロジェクトの作品が全く好きではないので、いわゆるモーニング娘。やハロー!プロジェクトが好きでファンをやっている人たちとは根本的に趣味が合わないのかもしれない。しかし、たとえばどちらも好きな人がいるとするならば、それはそれで良いのではないかと思うのだ。

今のモーニング娘。やハロー!プロジェクトのファンというのは、卓越したダンススキルだとか高いパフォーマンス力が魅力だというその方向性が好きでやっているのだとばかり思っていたのだが、今回の道重さゆみちゃんの一件に対する一部ファンの反応を見ていると、別に作品とか路線を支持している訳ではないのだが、これまでの流れだとか惰性で、何だか意地になってやっているだけという人たちも少なくないように感じた。

道重さゆみちゃんのファンであるがゆえに、アイドル界においてもハロプロ贔屓であったかつての私は、AKB48になんか興味が無かったから、やはり一部狂信的ファンだとか事務所ヲタだとか言われる人たちの影響を無意識のうちに受けていて、理由もなくAKB48に悪い印象を持ったり敵対視したりしていたし、ハロプロ系の掲示板でAKB48やメンバーの名前を持ち出している人たちが、もれなくいわゆる工作員とやらに見えていたこともあった。AKB48のCDは売れているかもしれないが、一部の狂信的なヲタが握手をしたいがために何十枚も買っているだけで、世間一般的には全く支持されていない、雑誌やテレビによく出ているのは電通のメディア支配、などと本当に信じていた頃もあった。

やはり、百聞は一見にしかずである。偶然、昨年の神宮外苑花火大会で見たAKB48のステージは、ほとんどが一般人の花火大会会場に歓迎ムードで受け入れられていたし、その楽曲やMCの爽やかで開かれた感じは、ハロー!プロジェクトしかフォローしていなかった私にとって、実に衝撃的なものであった。AKB48は世間一般的に支持されているし、それにはそれだけの理由がある、ということがはっきりと分かった。本当の工作員は、ハロプロのファンをこれ以上AKB48に取られたくない一心でネガティブャンペーンを展開している、一部の狂信的なハロプロヲタクだったのだ。いや、これはあくまで私が個人的にそのような感想を持ったというだけの話である。

道重さゆみちゃんは本当にAKB48のことが純粋に好きなのだろう。私は企業に勤める社会人だが、同業で優れた商品やサービスを提供している企業があったとしたら、それについては研究してみる。市場から支持を受けている商品やサービスの良さが分かるということは、現役である上においてひじょうに大切なことだと思うし、たとえば部下に対しても、優れた同業他社のサービスにはぜひ自分のおカネを使って体験してみるように指導をしている。これが市場のニーズを的確につかむことに繋がり、正しい皮膚感覚が育成される。

道重さゆみちゃんがAKB48を意識しているということは、こういった点で、実に健全なことである。モーニング娘。やハロー!プロジェクトが、今後、世間一般という市場に背を向け、一部コアなヲタといったニッチを主な市場として考えているのならばともかく(もしそうであるとしても、そのパイはどんどん小さくなっていくだろうが)、真の意味で進化し、より成長しようという向上心があるのならば、現在の同業で最も勢いがあるAKB48を意識することは必然なのではないか。むしろ、これをタブー視するような動きこそが異常であり、危険である。

私はかつて道重さゆみちゃんのファンであり、彼女がテレビやラジオなどで新境地を開こうと葛藤する度に、その様を考察したり分析したりという行為を、自分の都合で勝手にやっていた訳である。色々な場面において賛否両論があったが、道重さゆみちゃんは、いつも自分の信念をブラさず、正しいと思ったことを地道に積み重ねてきた。その過程でそれについて来れずに振り落とされたファンもたくさんいた。一方で、それまでモーニング娘。などには見向きもしなかった新しい層のファンをも獲得してきた。それは一般人だけではなく、業界内でもである。だから、数ヶ月前、道重さゆみちゃんのある部分について、私が違和感を覚えた際も、自分の理想を押し付けて、思い通りにならずにアンチ化などという道を辿らなかった。道重さゆみちゃんは、他人の意見やアドバイスに対してはオープンだが、それを踏まえて、自分が決めて選んだことはけしてブラさない。そのような強い芯と覚悟を持っている。これは過去のファンとして見てきた月日の中で重々承知していたので、それにノレなくなったとしたら、もうそれは仕方がないのだとあきらめがついた。確かに幾許かの喪失感はあったものの、それまでに道重さゆみちゃんから与えてもらったものの大きさを思うと、そんなものは微々たるものであった。そして、私は道重さゆみちゃんのラジオを聴くのをやめ、ブログもたまにしか見なくなった。モーニング娘。のあまり見たくないメンバーが写っていなければ本文を読んだし、写っていればすぐに閉じた。

道重さゆみちゃんはただ純粋にAKB48のことが好きで、その優れている部分も同業としてきちんと理解している。だから、それを踏まえた上で、自分たちはどうしていくのか、どうやっていくのかを考えていくべきではないか、と考えているのだろう。これはおそらく田中れいなちゃんにも若干共通している部分があるのではないかと思う。これは、やはり、この二人のモーニング娘。メンバーは、おそらく、現在のAKB48がやっているようなこと、バラエティーだとかキラキラ感やポップ感覚あふれる楽曲だとか、自由でのびのびした雰囲気だとか、そのようなものをある意味で理想と考えていて、自分たちが今後、向上心を持って成長していくためにも、このような要素が必要なのではないか、などと考えているからではないかと思うのだ。

一方で、大半のモーニング娘。やハロー!プロジェクトのファンだとか一部メンバーというのは、AKB48が市場から支持されているという現実に対して、異なった反応をしている。AKB48の人気が電通によって捏造されたものであることにしたり、CDセールスも握手券だとか投票券目当てで一部のヲタクが大量買いしているだけということにしたりして、現実から目を反らす。確かにメディア戦略は上手かったかもしれないが、それだけで全く内容が伴っていなかったとしても、踊らされる国民がそんなにも多いのか。多くのメディアにのったのは電通やらの効果かもしれないが、それを見たり聴いたりして実際に良いと思っておカネを払ったのはファン一人一人である。AKB48のCDセールスが握手券や投票券によって伸びているというのは事実である。だが、一方で握手券も投票券もつかないiTunesのランキングでも最高位第一位、それ以降も上位をキープしている事実はどのように説明するのか(発売されてから10日経った現在も第6位である)。また、「SMAPXSMAP」出演翌日には、AKB48の過去の楽曲が軒並み、携帯の着うたランキングで上位を占めたりしたという事実もあり、これはやはり楽曲がいわゆる一般視聴者に支持されたということであろう。こうやって都合の悪い現実に目や耳を塞ぐ様は、降伏直前の日本軍の大本営発表を彷彿とさせる。

また、AKB48がファンに媚びた接待集団で、ハロプロがプロ意識の高い清純派アイドルという、よく分からない印象の垂れ流しがある。私もAKB48のことをほとんど知らない頃は訳も分からずこのような印象を持っていたものだが、実際に各メンバーのことを知れば知るほど、みんな一生懸命頑張っているなと感じるし、性格も良さそうな子が多い。要は、都合の悪い情報をシャットアウトし、都合の良い噂を大げさにあたかも事実のように言い続けることによって、印象操作を試みているに過ぎない。これは、2ちゃんねるのモ娘(狼)板などで見られる同じグループのメンバーのファン同士が足を引っ張り合っている方法と何ら変わらない。つまり、認めたくない現実に適応できない人たちが集まって、ブツブツ言っているだけということである。

好き嫌いはあるだろうが、AKB48は本当に素晴らしいし面白い。よく分からないが、道重さゆみちゃんはおそらくそう感じているから、できればその気持ちをファンの人たちとも共有したいと考えている。好きなものを好きじゃないと言ったり、口に出すのを我慢したり、そんな道重さゆみちゃんは面白くない。これまでのラジオだとかテレビだとかでの道重さゆみちゃんが面白かったのは、アイドルとしてはタブーなんじゃないかと思われるようなことまで自分に正直に発言してきて、それが従来のアイドルには見向きもしないような人をまで魅了してしまったのだ。それが気に入らないのなら、黙って去っていくしか方法は無いだろう。

とにかく、私にとっては最近で最も痛快な出来事であった。GREEブログでも道重さゆみちゃん(モーニング娘。)と、また友だちになった。


iPhoneに差したイヤフォンから流れるAKB48の神曲「大声ダイヤモンド」が、そのシンプルかつ本質的な真実を、私の鼓膜と脳を通じて、世界に向けて高らかに歌う。


「好きって言葉は最高さ」

感情吐き出して今すぐ素直になれ。

モーニング娘。の道重さゆみちゃんは名古屋にあるCBCラジオで「今夜もうさちゃんピース」というレギュラー番組をやっていて、数週間前までは私もそれを聴いていた。

今週は金曜日の深夜にこの番組の収録があったようなのだが、所属事務所の菊川氏が、その様子などをストリーミングで配信していたようなのだ。

そこで、最近気になるアイドルについて聞かれた道重さゆみちゃんは、名前を出しても良いかどうかを周りの人に確認した上で、指でローマ字のA、K、B、そして、数字の4と8を示し、さらにポニーテールを表すようなジェスチャーをしたのだという。

2007年8月にオーサカキングのラジオ公開録音に出演した際、翌週のゲストがAKB48だと発表されると、道重さゆみちゃんは、「いいなぁ」と呟いていた。私はこの場面を現地で直に目撃した。

最近の道重さゆみちゃんのブログにおいて、AKB48のシングルを連想させるポニーテールとシュシュを持ち出すと、一部の閉鎖的で余裕の無いハロプロヲタクさんは、ポニーテールもシュシュも女の子にとっては普通によく使う単語であり、AKB48のことなど意識しているはずがないと、必死に主張していた。

また、別の日のブログでは、その日に見たテレビ番組の名前を羅列していたが、一つだけ「アイドル番組」とボヤかしていた。曜日や時間帯から考えて、AKB48のレギュラー番組である「AKBINGO!」の可能性が考えられたのだが、ここでも一部の排他的で余裕の無いハロプロヲタクさんは、アイドリング!!に違いない、AKB48であるはずがない、と力の限りに叫んでいた。

つい先週は、道重さゆみちゃんが「めちゃイケ!」の「ブサイクコロシアム」のコーナーがとても面白かったと書いていたが、ゲストはAKB48のメンバー数名だった。さらに、同じ記事には、道重さゆみちゃんが田中れいなちゃんと一緒になって、AKB48の代表曲である「会いたかった」の振り付けに似たポーズをしている写真が添えられていた。記事のタイトルは、一見すると内容と無関係なようにも見える「向上心!↑」というものだった。

この週はAKB48の「ポニーテールとシュシュ」のシングルが発売され、50万枚出荷などと話題になっていた。最近のモーニング娘。のシングルの売上に対して、10倍以上である。CDのみならず、特典などが一切付かないiTunesのランキングでも上位をキープしていることからも、この曲が売れに売れたことは明白である。

このような現実から目を背け、所詮は一部の盲目的なヲタクが握手券や投票券目当てに大量買いしているに過ぎず、一般的には全然浸透していないことにしておきたい人達もいる。人の趣味嗜好は様々であり、現在のAKB48のキラキラ感やポップ感覚よりも、モーニング娘。のダンススキルだとかパフォーマンス力とやらが好きな人がいるのは尤もな話である。売れているから必ずしも優れている訳ではないし、逆に売れているから低俗で劣っている訳でもない。自分に合った、自分が好きだと思うものを聴いていればいいのだ。

現在のこのブログの読者の中にはご存知ない方も多数いらっしゃるかと思うのだが、実は、私はかつてはこのモーニング娘。の道重さゆみちゃんのファンであった。今でもたまにブログを読んだりしているのも、その頃の名残りである。

道重さゆみちゃんは本当に面白く、無限の可能性を秘めているようにも思えたので、応援しているのが楽しく、また、その度に成長する様を観察するのが生きがいに近いという時期もあった。

しかし、道重さゆみちゃんのファンの多くは、モーニング娘。やハロー!プロジェクトのファンでもあり、その中の一部狂信的な人達は、同業で最も市場からの支持を得ているAKB48やそのメンバーの名前を出すだけで不機嫌になったり激しく怒り出すような余裕の無さを見せていた。

また、卓越したダンススキルとパフォーマンス力を誇るというモーニング娘。の音楽は、私にとって、どんどん面白いと思えなくなり、その状況を打破する可能性も感じられないが、それをも盲目的に賛美していなければいけないような空気に違和感を覚えた。

道重さゆみちゃんは好きなのだが、一緒に映っっている一部モーニング娘。メンバーなどは、顔を見るだけで嫌気がさすようになってきた。そんな閉塞的な状況をを良しとする感じや、それらと積極的に馴れ合うことによって、私が自分勝手な妄想で勝手に期待した無限の可能性とやらを閉ざしていく道重さゆみちゃん自身にも、次第に魅力を感じなくなっていった。これ、もうファンでも何でもない。そうなったら、もう撤退するしかない。

ファンなんていうものは、所詮は自分がそうあって欲しいという理想を対象に投影しているに過ぎず、それが潰えた時点でお終いなのかもしれない。


私は、実は道重さゆみちゃんには、モーニング娘。現リーダー的なものを内心小馬鹿にしているぐらいでいてほしかったのだが、ブログでそのべったりぶりを目の当たりにし、また、同性愛妄想のようなもので気持悪く盛り上がる一部ファンと馴れ合っている様子を見て、正直幻滅したようなところがある。あれでかなり気持が冷めた。全く勝手なものである。

私はAKB48のグループとしての佇まいや楽曲が本当に大好きなので、この良さが分からない人は損をしているなと感じるのだが、私が現在の一部メンバーを除くモーニング娘。に対して薄ら寒さと寂寥感しか覚えないのと同様に、分からない人には永久に分からないのだろう。これはそれぞれの趣味嗜好であるから、刺激し合わない程度に上手くやれば良い。分かり合えないということを分かり合うのだ。

ゆえに、道重さゆみちゃんがAKB48に対して好意的であると事実上公言したことはひじょうに嬉しく、痛快ではあるのだが、過剰にネガティブになっているハロヲタ、モーヲタ属性が強いファンの気持ちも分からないでもない。

私としては、大好きなAKB48に好意的なタレントにはもれなく好意を抱くし、ゆえに道重さゆみちゃんと田中れいなちゃんはやはり好きだな。というか、趣味が合うな、というそんな感じである。

それにしても、道重さゆみちゃんがAKB48の名前を出す前に確認を取っていたということからすると、やはりハロー!プロジェクトのメンバーにとって、AKB48の名前を出すことははタブーみたいになっているのだろうか。同業で自社よりも売っている所があるならば、徹底的に研究して、学んだり差別化したりするならまだしも、名前を出すことも憚れる状況というのが、もう絶望的に古くて鈍い。これに疑問を呈すのが真っ当な神経だと思うのだが、空気を読んで大人しくしているのを良しとするお利口さんばかりが支持基盤なのかね。

2010年6月 4日 (金)

ハロー、イッツ・ミー。

火曜日の午後9時には珍しく一人でテレビを見られる場所にいたのだが、「ロンドンハーツ」は見なかった。

かといって全く気にならない訳ではなかったので、iPhoneで高速感想スレッドを何度も再読み込みしながら、様子をうかがってはいたのだ。

もはや全く思い入れがないのならば、単純に下世話なエンターテインメントとして楽しめたかもしれないし、深く強い愛があれば、手に汗握りながら集中してその様子を見ていたことだろう。前回までがそうだったように。だが、そのいずれでもない中途半端な状態であった。

今や毒舌タレントとして人気の有吉弘行氏が、女性出演者たちの悪口を一方的に言いまくるという、前回と同様の趣向のようだった。

昔、イギリスの諷刺コメディー番組、「モンティ・パイソンの空飛ぶサーカス」において、男性ボクサーが一方的に女性ボクサーを殴り倒し続けるというコントがあった。男性は女性に対して優しく接しなければいけないという一般的規範に対し、スポーツ競技という装置を用いてタブーを破るという、そのような意図を持った笑いであった。

有吉弘行氏は道重さゆみちゃんに対し、「モー娘。の中でも下位」などと言っていたようだ。また、一般人のアンケート結果で、道重さゆみちゃんはインターネットなどで、本当は性格がイイなどと自分で書き込みをしていそうといった内容のものがあったが、これに対して、一瞬間を置いた後に、「あります」と回答していたようだ。番組終盤では、有吉氏に「モー娘。を卒業したらブスって言ってやる」というようなことを言われ、「一生居座ります」と発言していたようだ。

深夜から明け方にかけて、職場にて業者の立ち会いなどがあったのだが、この辺りから著しく体調が悪化した。一時は嘔吐と下痢を繰り返すような状態だったのだが、お昼ぐらいまで寝て、若干回復したので、何とか帰宅はしたものの、その帰路がまた立っていること自体がつらくて仕方がないという感じであった。家に着くと同時にバタンキューで、そのまま何も食べずに翌日のお昼前まで寝続けた。気分の悪さは大分落ち着いたのだが、左目の奥がひどく痛む。これはダメかも分からんね。

とはいえ、悔むべくは昨日の「AKBINGO!」が見られなかったことである。また、昨夜はAKB48総選挙の中間発表があったが、渡辺麻友ちゃんは速報での第3位から第5位へと後退していた。昨年の総選挙で第3位だった篠田麻里子ちゃんの地力はさすがといったところだが、昨年第7位だった板野友美ちゃんの勢いがハンパない。速報で第4位だったが、今回の中間発表ではついにTOP3入りである。ギャルっぽいルックスがメンバーの中でも異色だが、そのくせしっかりアイドルしているというギャップが魅力的である。新規のAKB48ファンにはなかなかとっつきやすいメンバーなのではないだろうか。

職場のアニメや特撮好きの20代女性従業員が、最近、渡辺麻友ちゃんに関心を示してくれて嬉しい。やはり、男性で共感してくれる人がいたとしても、そこにはエロ目線というか男から見ての異性に対する見方というのが多少なりとも生じていて、それらは私が思う女の子の魅力にとっては不純物でしかないのだ。

先週買った「AKB48総選挙公式ガイドブック」はパラパラとめくっただけでちゃんと読んではいなかったのだが、渡辺麻友ちゃんのページだけやっと読むことができた。その中で、このような発言が載っていた。

「AKBに入る前はあまり人としゃべらないというか、暗いというか、とにかくほとんど人間との接触を断っているようなコだったんですけど、ここに入ってからとても変わりました」

つくづく私はこのような子ばかり好きになっているなということを、再認識した訳である。

2010年6月 3日 (木)

深く暗くても流れ速くても怯えなくていい。

昼ぐらいに一旦起きると、昨日までの吐気や体のだるさはかなり収まっていたものの、まだ目の奥が痛い。とりあえず嫁が調理してくれた蕎麦などを食らい、夕方まで寝た。

途中、仕事関係の電話がいくつかかかってきて、応対はしたようなのだが、さっぱり記憶にない。かけ直して用件を確認する。

目の奥の痛みもおさまり、なんとか平常時の体調に近づいた。こんなに体調崩したのは久しぶりなのだが、とりあえず、仕事が休みの日で良かった。というか、体壊す時はいつもこんな感じだ。やはり緊張状態の弛緩と何か関係があるのだろうか。

AKB48のまゆゆこと渡辺麻友ちゃんのブログを見ると、「ウェンズデイ\(^o^)/」なる記事が更新されていた。昨日、NHK衛星第2の「ウェンズデイJポップ」なる番組にAKB48が出演していたようだ。全く知らなかった。たとえ知っていても見られる状態ではなかったのだが。

ところが、この出演場面の映像をなんとか捕獲することができた。嫁が近所のスーパーのBIG-Aに買物に行くというので、とりあえず荷物を持つために同行し、帰ってきてから見ることにした。

ホールに観客を入れてのライヴ仕様の番組である。曲は「RIVER」「ポニーテールとシュシュ」「大声ダイヤモンド」「言い訳Maybe」、アンコールに応えて「会いたかった」「ひこうき雲」。やはり楽曲のクォリティがひじょうに高い。

「RIVER」は改めてテロップの歌詞を読みながら聴いてみたのだが、人生の様々な場面で立ちはだかる困難や挫折に立ち向かうためのアンセムであり、力強さを感じる。

「ポニーテールとシュシュ」の高揚感の中にある切なさが好きだ。「大声ダイヤモンド」「言い訳Maybe」はもう日本のアイドルポップ史に残る名曲といっていいだろう。「会いたかった」はデフスター時代の代表曲で、私はまだ持っていないのだが、この時期のベスト盤もリリースされるということなので、そのタイミングで購入し、早くライブラリに加えたい。そして、最後に歌われた「ひこうき雲」。

この曲は「神曲たち」にも入っていて、もうすでに何度もiPhoneで聴いていたのだが、あのアルバムには他にも良い曲がたくさん入っているため、それほど印象に残っていなかった。しかし、この「ウェンズデイJポップ」を聴いて、なんて良い曲なんだろうと思った。去り行く恋をひこうき雲に例えているのだが、歌詞がもう神すぎる。これが切なさ満載のメロディーに乗っかり、たまらない気分にさせる。

今年聴いた音楽の中で、間違いなくAKB48が一番好きだ。結構色々なジャンルの音楽を聴いているが、オリコンのランキング上位に入るようないわゆる日本のポピュラー音楽などにはあまり馴染みのない私が、なぜにAKB48などにハマっているのか。これが若干不可解ではある。しかし、音楽の良し悪しというのは、世間的評価がどうだとか自分の過去に聴いてきた音楽との関係性がどうだとかいうことよりも、やはりその時の自分にとっていかにリアルかで決まるのではないかと思うのだ。

つい二ヶ月ほど前まではマトモに聴いてみようとすら思っていなかったのだが、様々な偶然が重なって、今やほとんどこれしか聴いていないといった状態である。そうこうしていると、たまたまロンドンブーツ1号2号の田村淳氏がTwitterにて、「淳さんは普段どんなアーティストの曲聴いてますか?」という質問に対して、「今はAKB48しか聞いてないなぁ…」とつぶやいていることを知った。さらに、「1番好きな歌は何ですか。」という質問には、「自分らしさとチームBの初日 ♪(´ε` )」と答えている。これでは私とまんま丸かぶりではないか。いずれも渡辺麻友ちゃんがフィーチャーされている楽曲ということで、田村氏がまゆゆ推しなのではないかというスレッドが立った旨が書き込まれるが、これに対しては「勝手に推してる事になってるけど…僕はあのグループが好きなだけですよ」と答えていた。

嫁が調理してくれたざるラーメンなるものと冷やしトマトと納豆などを食べた後で、アニメでも見ようかと思った。仕事と体調不良などで月曜日の午前中以来見ることができずにいた。やはり、「デュラララ!!」である。第七話をバンダイチャンネルで購入して見たが、今回は渡辺麻友ちゃんが大好きな平和島静雄がストーリーテラーとなっている。幼少時から現在に至るライフ・ストーリー、折原臨也、岸谷新羅らとの学生時代からの関係性、また、弟が人気俳優である件など、いろいろと分かって面白かった。そして、最新話の第二十話の無料配信が開始されていたので、こちらも見てみた。話がかなり飛んでいるのだが、こちらはいよいよダラーズと黄巾賊が正面衝突か、という緊迫の展開となっている。ロシア寿司がカッコ良すぎ、かつ名言多数である。

その後でふたたび渡辺麻友ちゃんのブログを見ると、また新しい記事が更新されていた。今度は「ストライキ\(^o^)/」というタイトルである。読んでみると、「ヘタリア」というアニメについての内容で、久々にアニヲタ全開のテンションでぶっとんでいる。書いている内容やタイトルとの関連性などはさっぱり分からないのだが、渡辺麻友ちゃん本人が楽しそうなので嬉しい。中でもフランシス兄ちゃんなるキャラクターがお気に入りのようで、「フランシスお兄ちゃんが好きすぎて生きるのが辛い…」と書かれている。

渡辺麻友ちゃんはモバイルアニメイトというサイトで一週間無料で見られると紹介していたが、こちらはパソコンのアニメイトTVの方で見てみた。フランシス兄ちゃんなるキャラクターのことはなんとなく把握したのだが、いかにもイケメンだとか美少年という感じではない。ちょっとしたダメっぽさすら漂っているのだが、なかなか興味深い。そして、ブログタイトルの「ストライキ\(^o^)/」というのは、この「ヘタリア」第10話を見れば分かるようになっていた。嬉しい。

2010年6月 1日 (火)

YUME is VISION。

昨夜、寝床にてiPhoneをいじっていると、AKB48のまゆゆこと渡辺麻友ちゃんがWiiのゲームソフト、「ゼノブレイド」のCMに出演しているという情報が飛び込んできた。放送されるのは、明けて5月31日からということである。

黒髪が特徴の一つでもある渡辺麻友ちゃんだが、このCMではゲームのキャラクターに扮するため、金髪ショートのウィッグをつけている。久々に一日三回更新された公式ブログによると、人生初のウィッグだという。いつもとはかなり違った印象で新鮮なのだが、よく見ると確かに渡辺麻友ちゃんだ。少年ぽい雰囲気もある。また、胴体はCGが合成されているが、渡辺麻友ちゃんといえば、もともとがその人間離れしたアイドルっぷりから、AKB48のファンからはCGと呼ばれることもあり、AKB48総選挙でのキャッチフレーズも「起こすぞCGレボリューション」になっているぐらいである。CGが本物のCGになったというわけだ。まだテレビではお目にかかれていないのだが、動画サイトで視聴することができた。天下の任天堂WiiのCMに渡辺麻友ちゃんが出演しているという事実に感動を覚えた。

「デュラララ!!」第六話を見たのだが、今度はドタチンと呼ばれるお兄さんが語り手となり、謎のカラーギャング団、ダラーズのエピソードが描かれている。このドタチンと呼ばれるお兄さんと、その友だちで第一話においてアニメのスタンドPOPのようなものを運んでいた人たちが、実はかつてダラーズのメンバーだったという衝撃の事実。また、同じ仲間で、一見クールそうに見える細身のお兄さんがいるのだが、実はアイドルのガチヲタだったとか。いやー、ますます目が離せない。

先ほども書いたように、今日は渡辺麻友ちゃんが久しぶりにブログを三回も更新してくれた。なんて良い日なのだろう。先週末、29日、30日に開かれた握手会のことを、私服の写真も交えてブログ記事にしたものと、先ほど書いた「ゼノブレイド」のCMについてのものだ。握手会での私服は、いずれもとても可愛いのだが、どことなく垢抜けきれていない感じが素晴らしい。私が考えるアイドル像として完璧である。また、握手会に来てくれたファンに、渡り廊下走り隊の新曲、「青春フラッグ」についてたくさん聞かれて楽しかったとも書いている。また、アニメについてもたくさんの人に聞かれ、「けいおん!!」や「デュラララ!!」を見ている人が多くて嬉しかったとも書いている。そして、「澪は俺の嫁\(^o^)/」と、大事なことなので2回書いている。また、「デュラララ!!」については、「新セルは正義\(^o^)/」とのことだ。いずれも昨日私が見たアニメだったため、ひじょうに嬉しく思った。それにしても、一週間前にはまさか自分がこんなにアニメを見るようになるとは思ってもいなかった。

仕事の会議があったので一週間ぶりに本部という所に行ったのだが、ここで、私の周囲で最も早くAKB48ファンになっていたK氏と会った。昼食時に、色々とAKB48関連の話をして、大いに盛り上がった。AKB48総選挙の発表を生中継する映画館のチケットが今日から発売されたが、K氏は午前0時からパソコンのキーボード連打を繰り返し、5枚購入したという。こんな方法で発売されていることすら知らなかった。

また、K氏は、先々週に渋谷で行われたNHK「MUSIC JAPAN」の公開録画観覧に当選し、部下と一緒に観に行っていた。昨日にテレビで放送されたものだが、私はAKB48の歌の部分だけ後から見た。この日はアイドル特集のような感じになっていて、他にも何組かアイドルグループが出演していた。もちろん一番売れているAKB48がトリを務めたのだが、ももいろクローバーのインパクトがかなり強かったらしい。K氏の部下はアイドルにほとんど興味がなかったようなのだが、このパフォーマンスを見て、ももいろクローバーのCDを買ったという。

また、隣で観覧していたのがどうやらハロプロヲタクだったらしいのだが、見た目が完全にいい大人だったにもかかわらず、終始アイドルの文句をグチグチ言い続けていたらしい。私は2ちゃんねるやブログなどの一部ハロプロヲタクの閉鎖性や余裕の無さに辟易し、そのおかげでハロプロのタレントそのものにさえ嫌気がさしてしまい、そのおかげでAKB48の素晴らしさに気づくことができたというひじょうに幸福な経緯について、K氏には以前から話していたのだが、いまひとつよく伝わっていないと感じていた。しかし、この日のハロプロヲタクの様子を見て、なんとなく私が言わんとしていることが分かったというふうにも言っていた。

AKB48のメンバーの中にはハロー!プロジェクト所属のアイドルのファンを公言していたり、ブログで名前を出したりしている人たちもたくさんいる。しかし、モーニング娘。をはじめとしたハロー!プロジェクトのメンバーの発言やブログに、AKB48やそのメンバーの名前が出ることは滅多にない。おそらく、モーニング娘。はアイドルではなくてアーティストなので、AKB48などという一過性のブームでたまたま持て囃されているだけの素人集団など、取るに足らないものと考えているのだろう。しかし、そのファンの一部は、AKB48やそのメンバーの名前が出るだけで機嫌が悪くなったりイライラしたり急に怒り出したりといった、余裕のない行動に出る。もう大変でした。

たとえば、道重さゆみちゃんや田中れいなちゃんがブログで、AKB48の最新シングルである「ポニーテールとシュシュ」のタイトルを意識したような更新をしたり、これまたAKB48の代表曲の一つである「会いたかった」の振り付けに似たようなポーズの写真を掲載していても、高みの見物で余裕をかましていればいいのだ。国民的知名度と輝ける経歴を誇る一流アーティスト集団が、一時の流行りものに過ぎない素人集団の振り付けをおふざけで真似をしてみたっていいじゃないか。

ちなみに、モーニング娘。のような一流アーティスト集団がAKB48みたいな素人集団を相手にするわけはないので、これはたまたま偶然に違いないのだが、道重さゆみちゃんは「めちゃイケ!」のブサイクコロシアムが面白かったとブログに書いている。その日の「ブサイクコロシアム」にはAKB48のメンバーが出演していた。その記事に添えられた写真で、道重さゆみちゃんと田中れいなちゃんが、たまたま偶然だが、AKB48の「会いたかった」の振り付けに似た動きをしている。これらは全くの偶然であり、モーニング娘。のよな国民的超一流アーティスト集団の中心メンバーである道重さゆみちゃんや田中れいなちゃんが、こともあろうにAKB48みたいな格下の素人集団の曲を好きなはずがないのだ。いや、別に好きでもいいと思うのだが、もしそうだと都合が悪い人たちがいるようなので、けしてそんな素振りを見せるべきではないのだ。

その記事には、「向上心!↑」というタイトルが付けられているのだが、一見すると内容とあまり関係ないような気がする。しかし、向上心のあるビジネスパーソンだとか企業というのは、市場で消費者から支持されている同業の商品や企業があった場合、それがいくら後発であっても格下であっても、その支持されているという現実については謙虚に受け止め、そこから何か学ぶことはないものか、差別化するためにどうするべきか、などと考えるだろう。ここで、その商品や企業の名前を出すことをタブー視したり、現実から目を背けて内向するだけだったとするならば、そんなものはやがて市場から淘汰され、消えていく運命に違いない。しかし、これもたまたま偶然に違いない。

また、同じ日に田中れいなちゃんがポニーテールとシュシュを使ったブログを書いていたが、これもポニーテールもシュシュも女の子にとってはごく一般的な単語であるため、けしてAKB48の曲を意識したわけではない。そもそも、国民的押しも押されぬ超人気アーティスト集団が、あんな今の勢いだけの素人集団のことを意識するはずがないではないか。うん、そうだ。そうに違いない。

爆笑しながらキーボードを打っていたら嫁に変な顔をされたので、話題を変えることにする。

これからはアニメとかライトノベルといった、いわゆるヲタっぽい分野のことにも取り組んでいかなければならない。従来のCDショップだとか書店だとかが、一時期に比べて活気を無くしたと思っていたのだが、先週、秋葉原だとか池袋のアニメショップなんかに行ってみると、活気があって売れまくっている場所は確かにあるのだ。

そこで、仕事が終わった後で、同じ会社の中で以前からこの分野への造詣が深いということでリスペクトしていたK氏(先ほど書いたAKB48ファンの彼とはまた別のK氏)にいろいろと教えてもらうことにした。ひじょうにためになった。また、現場にいたアニメ好きの女の子がとても可愛かったので、それもひじょうに良かった。その後、祖師谷大蔵の駅前にある串揚げ屋さんで食事をした。

大阪新世界の串揚げ屋さんが大好きな私だが、東京ではまだ入ったことがなかった。大衆居酒屋チェーンのメニューで注文したことはあったのだが、それは大阪で食べたものとは似て異なる代物だった。それで、ここもどうかとは思ったのだが、結構大阪に近い感じでおいしかった。串揚げ屋初体験のK氏にも喜んでいただけたようで良かった。大阪で食べたのと同様に、揚げものなのに腹にもたれない感じで、1人串揚げが12本とビール2杯ずつで2500円ぐらいだった。大阪でも確かこれぐらいだったと思う。具材の新鮮さとか大きさとかは、やはり大阪で食べたものの方が上だと思ったが、近場で食べられるという点を考えれば、じゅうぶん満足が行く。

AKB48を最近聴きはじめて思ったのは、やはりこの可愛い女の子たちが一生懸命に夢を追いかけるというベタな物語(ストーリー)こそがキラキラと輝く生命の躍動として伝わるのだなということだ。この「夢」というのが一つのキーワードである。平成ニッポンが何となく不機嫌で憂鬱だとするならば、その原因は、夢を追いかけることの困難さにあるのではないだろうか。夢とはヴィジョンであり、それはふとした衝動から閃くこともある。バカげていると人は言うかもしれないが、見つけたらガムシャラに追いかければいい。掴んだ者が最後には笑うのだ。

色々と言葉を連ねてきたが、本質的なことを簡単にいうならば、

まゆゆは女神\(^o^)/
やびゃあ(^ω^;)
ひゅふひゅふ(^q^)

ということである。

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