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2011年8月 3日 (水)

嘔吐。

道重さゆみがソロ写真集の撮影の合間にブログを更新し、途中経過やテレビ出演の情報を紹介してくれている。写真集は打ち合わせの段階から参加したということで、本人の意見もいろいろと取り入れられているという。しかし、どうやら水着もあるようで少しがっかりしたが、それでもいわゆるよくあるアイドルの写真集とは少しは違ったものになりそうなので、これは楽しみなのである。

やはりモーニング娘。だとかハロプロと関係なく、道重さゆみだけしか出て来ないブログは無条件に楽しいなと思った次第である。しかし、道重さゆみは立場上、ハロプロの広報的な役割を期待されているのだろうなという気がするので、それはおそらく仕方がないことなのだろう。ハロプロ関連と個人のブログをそれぞれ別にやってくれていたりすると、ひじょうに便利だと個人的には思うのだが、それでもまだ道重さゆみを買い支えているファンの中には、ハロプロを好きな人が結構多いのではないかと思うので、そうもいかないのだろう。

それで、どうして道重さゆみだけしか出てこないブログが楽しくて、そうでないものが素直に楽しめないのだろうかと考えるに、それはどうしてもかなり痛々しい結論が導き出されるわけで、老人が石や盆栽を愛でる境地でアイドルを思うというスタイルを獲得しようとしている私としては、それはかなり愕然とする真実であった。

しかし、そもそもモーニング娘。なりハロプロの一員としてでなければ、道重さゆみが芸能人として世に出て、偶然にも私がその存在を知ることにはならなかったかもしれず、また、今日、こうしてブログを読んだりラジオを聴いたりすることも出来なかった可能性も高く、そういった意味では、モーニング娘。やハロプロという組織に対し、ありがたいという気持ちを忘れてはならない。

「関ジャニの仕分け∞」なる番組の告知をするブログに添えられた写真が、まさに甘くはかない綿菓子感覚に溢れ、美意識をヴィヴィッドに刺激してくれる。そこに純粋な感動がある。

お寿司を食べたことを報告するブログの写真では、ウィッグをつけているのか、髪の毛の色が少し明るく見える。こういう少女趣味というか、ふしぎの国のアリスチックなファンタジー世界の写真集ならば最高なのだが、この後は水着の撮影があるなどと書かれている。

水着でも、完全にファンタジーかつメルヘンチックな世界観で、下卑た欲情など微塵もさせないようなものならば大歓迎なのだが、おそらくそうではないような気がするので、これはひじょうに勿体ないといわざるをえない。

薄汚い男の劣情に訴えかける、露骨に性を強調した表現の氾濫に不感症になり、現実の性から退行しがちな現在において、非性愛至上主義的な少女趣味の復権として、道重さゆみが私の頭の中の革命となった。あれは2007年のことであり、当時、道重さゆみは17歳であった。それから4年が過ぎた。

ハロプロの小さい女の子や他のメンバーとの同性愛的な妄想で喜んでいるのは、現実の性から退行した男たちである。性的である男は、同性愛的関係における自己の存在理由の喪失を恐怖に思う。なぜなら、そこでもまだ男という性として存在しているからだ。一方、男性器をつけているものの、すでにそれは排泄と自慰行為にしか用いられず、かつその現実を受け入れている者たちは、もうすでに男という性である必要性もなく、しかし、性的な男は脅威であるから邪魔くさく、ゆえに理想化したアイドルの処女性や同性愛妄想に遊ぶ。この理由が分かった時に、いまここで嘔吐できたならばどれだけ楽だろうかと思った。彼らは笑っていたが、瞳の奥には氷があった。

それでも、絶対の孤独を抱えながら踊り続けるだけの価値はあるのだろうか。そうであって欲しいものだ。

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