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2011年10月16日 (日)

ブログ欲。

電車移動の時間があったので、iPhoneで道重さゆみのブログをまとめて読んだ。約一週間分を10分間程度で読み終えることが出来たが、それでもとてもポジティヴな気持ちになれた。

ラジオで共演したダイノジに頑張ってと言われたので頑張ろうと思ったということなどは、いかにも普通のありふれた内容なのだが、こういうことをちゃんと書くという部分に、贅肉を削ぎ落とした、等身大かつ真っ当であろうとする現在の道重さゆみの正しい強さをビシビシと感じるのだ。

道重さゆみはダイノジが「爆笑オンエアバトル」に出ていた頃によく見ていたということも書いているが、そういえば中学校に入学したばかりの自己紹介にて、「好きなお笑い芸人はあばてヌンチャク」などとマイナーなコンビ名を出し、教室が微妙な空気になったというほのぼのエピソードもあった。

最近は2700がお気に入りのようだが、少し前のブログを見ると、「キングオブコント」でやっていた「右ひじ左ひじ交互に見て」だけではなく、「このダンスをする」のポーズもやっていて感激した。いつか2700の音楽ネタを作詞作曲している八十島との同郷人共演が実現すると良いのだが。

道重さゆみがGREEでブログを始めたのは2010年2月だが、その前からずっとやりたいやりたいやりたいと言い続けていた。いま一番やりたい仕事はブログとすら言っていたこともあった。

スタートしてからしばらくの道重さゆみのブログの勢いはすさまじく、元々文章を書くことが好きで話の構成力があることはファンならば分かっていたので、ある程度の期待はしていたのだが、そのさらに遥か斜め上を行くほどの充実ぶりであった。

アクセス数も凄まじく、GREEのランキングトップを独走していた時期もあった。ファンは大喜びし、道重さゆみ本人もそのファンのリアルタイムでの反応が嬉しくも楽しく、どんどんブログにハマっていく。

そのうち読者に必要以上に媚びたり釣っているような記事に対する不満が一部に出てきたり、道重さゆみだけが見たいのに高橋愛とか亀井絵里とか出てきすぎるのが気に入らないという私のようなきわめて特殊な意見もあるにはあったが、概ねは好評であった。

モーニング娘。で初めてブログをやったのは道重さゆにであり、やりたいやりたいやりたいとずっと言い続けてきて、やっとやることが出来た。それゆえに思い入れも強い。しかし、その後、他のメンバーが次々といとも簡単にというぐらいの雰囲気でブログを始め、それについて複雑な思いがあったり、ブログに必死になり過ぎるがゆえに疎かになることも出てきて、それを親友の亀井絵里から指摘され、その感動エピソードを「今夜もうさちゃんピース」で話していたりもした。

道重さゆみがなぜそんなにもブログがやりたかったのかというと、自分にはそれまでの歌やテレビやグラビアの仕事では発揮しきれていない内面的な魅力があり、それを表現したいという欲求が強かったためだろうと思える。

ブログは芸能人や著名人だけではなく、一般の会社員や学生や主婦や無職の人なども多数やっているが、そのほとんどが不特定多数へ向けて公開されている。

その昔、不特定多数に自分の文章を読んでもらおうと思えばその道のプロになるか投稿して採用されるぐらいしか無かった訳だが、それに比べると今は随分と簡単になった。人の内面にある表現欲求が容易く満たされてしまう。

インターネットを彷徨っていると、 自分の内面の表現のみならず、外見や裸体などを不特定多数に向けて公開している一般人というのも見かけたりする。

日常の生活や仕事の現場おいて、自分自身が完全に表現し切れている実感があれば、何もこんなことをする必要も無い。

リアルな現実における特定少数との関係において、満足が得られていないからこそ、不特定多数からの評価を必要とし、その為の表現欲求というのが生まれるのではないか。

このような表現は多くの場合、きわめて自己撞着的である。理由が私のことを分かって、もっと見て的なものに他ならないからだ。

しかし、ある程度このような場を得て、ある一定のレベルの表現欲求が満たされた場合、次にはそれを経たがゆえの、より本質的かつ特定少数に対しての活動にシフトしていくのではないだろうか。

道重さゆみがブログを始めた頃にあった自己撞着的な表現欲求は、ある程度満たされたのではないだろうか。場さえあればあんなこともこんなことも出来るしやりたいと無限にも思えていた可能性は、ブログの開始や数年前ならば考えられなかったバラエティー番組への単体出演によって、ある程度は実現し、また、現時点における限界にも気がついたと思える。

ならばここからどうすべきか、どういうものを目指すべきか、そのような真摯な葛藤を妄想しつつ、淡白でつまらなくなったと言われることも少くない現在の道重さゆみのブログを読むと、そこに次のフェイズへと進化しつつある未来への胎動を感じずにはいられない。

道重さゆみとは総合芸術であり、ブログはそれを構成する要素の一つに過ぎない。現段階におけるそのウェイトを考えた場合、現在のあり方はじつに丁度いいと思える。

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