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2012年1月 1日 (日)

kodoku no synthesizer。

とかくこの世はクソッタレな物事に満ち溢れている訳だが、だから道重さゆみを見つけられたことは、まさに瓦礫の中のゴールデン・リング的に感動的だったのだ。

かつて「道重さゆみになりたい」と思ったが、もちろんそれは永遠に叶うことなき夢であり、それでも人生は続いていく訳であり、ならば己自身の道重さゆみを「生きる」というやり方はどうかという考えに至った。いつまでも道重さゆみに依存している訳にはいかず、やはり自分自身がその正しいと思う道重さゆみ的なものを獲得し、「生きる」ことなのではないか。

道重さゆみとは「葛藤」と「成長」の物語である。

冷静沈着かつクールでスタイリッシュをデザインしたところで、存在の根源にかかわる義憤に駆られることはある。また、そのような人間的な側面が別に嫌いではない。打ち負かしたい邪悪な力が、己の経験や知識を超えていると直感できる場合、その時こそもっと落ち着いて、確実にことを起こさなければならない。

心の震えを抑え、平常感覚、ホームベース感を獲得するため、暗闇に手を延ばす。iPhoneのアプリが数時間前に愛知県や山口県のラジオで放送されたはずの、「今夜もうさちゃんピース」を再生した。

年が明けてからまだ数時間だったが、大晦日の午後からずっと最悪の気分であり、Twitterのタイムラインに現れる年明けを祝うツイートのどれ一つにも素直に共感ができない。末期である。マッキで〜す!黒柳さ〜ん!!

そして、いけないいけないと思いながらも、結局、「今夜もうさちゃんピース」を聴いてしまう。それは、かつて一字一句を文字起こししていた頃と同様に放送されていて、道重さゆみの声は、ふるさとの景色のように、懐かしく、そして優しい。たった一人の部屋で、缶チューハイのアルコールが回りはじめた頭で、スーツの上からコートを羽織ったまま、その声に抱かれ、怒りや悲しみが次第に氷解していくのを感じた。一体、いつになれば道重さゆみから卒業できるのだろう。道重さゆみに依存し続けていくのだろう。

ムーンライダーズの「涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない」の歌詞ではないが、まさに、君はぼくの病院、ぼくのドラッグ、心を醒ましてくれる、はなせない、という感じなのである。まったくもっていかんともしがたい。

「FNS歌謡祭」で芦田愛菜ちゃんに挨拶できたエピソードを、お姉ちゃんや鞘師里保も絡めて面白おかしく話す。「ピョコピョコウルトラ」って一体何なのだろう。

「さゆの小部屋」では、2011年の重大ニュースBEST5を発表していた。第5位、写真集。初めて打ち合わせから参加し、アイデアを出したりもした理想の写真集、「Sayumingdoll」、あれは素晴らしかった。写真集は買い、握手会会場までも行ったが、ついたての向こう側で雑誌を立ち読みしているふりをしながら、「ありがとうございます」などの声が漏れてくるのを聞いていた。気持ち悪くて気持ち良すぎる。

第4位、モーニング娘。9期、10期メンバー加入や高橋愛の卒業など。第3位、ドラマ。田中れいなと一緒に出演していたようだ。こんなのがあったのか。知らなかった。

第2位、1ヶ月1万円生活。これは少し前に「いきなり!黄金伝説」でロバート秋山と対決していたやつだ。これも特に見るつもりがなかったのだが、たまたま最初の方の会の映像を発見してとりあえず見たところ、内容が素晴らしく、最後の2回分はテレビの前でオンタイムで見たのだった。

ここでも、この企画のための一人の部屋で一ヶ月生活し、それはすごく大変だったが、その分、人のありがたさをとても感じたと、素晴らしいことを語っている。

第1位は、ラジオ5周年。2006年秋に始まり、ついに5周年を迎えた。道重さゆみに本格的に興味を抱いたきっかけは、2007年春ぐらいに、このラジオ「今夜もうさちゃんピース」で話された、小学生の頃はおとなしくて地味で、男子から「みちし原人」なるあだ名で呼ばれ、それが悲しくて家に帰って泣いていた、というようなエピソードを、モ娘(狼)板のスレッドで読んだことである。これだけ様々なテレビ番組や雑誌に出たり、ソロ写真集やDVDもたくさん出たが、いまだに道重さゆみの最高のコンテンツは、この「今夜もうさちゃんピース」だと信じて疑わない。

こんなご時世なので、このラジオもいつ誰に取られるか分からない、などとも言っていて、常に危機感を持って、後悔の無いように取り組んでいるのだということも、窺えた、最近、道重さゆみにインタビューしたという吉田豪か誰かが、AKB48が天下を取っている現状を認識していることなどを評価していた。

アイドル界やバラエティー界といった業界の現状をしっかりと認識し、その上で「道重さゆみ」であり続ける、そこにまた新たな葛藤があり、それを乗り越えた先に、さらに最新型に進化した「道重さゆみ」がいる。

「道重さゆみ」を「生きる」ため、その新しいステップを習い、踊り明かそう、朝が来るまで。

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