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2014年5月

2014年5月 1日 (木)

「物語」の彼方に。

デーモン・アルバーンのソロ・アルバム「エヴリデイ・ロボッツ」はメランコリックかつエクレクティックな好ましい作品であり、昨夜はiPhoneのMusic Unlimitedアプリケーションにダウンロードしたこれを聴きながら寝ようとしていたのだが、やはり道重さゆみについて何か書いておきたいと思い立ち、ふたたび起き上って、ノートパソコンの電源を入れたのだった。

このようなことが2日続けて起ったので、今夜は何か書いてから寝ることにした。

さて、会社が明日からゴールデン・ウィーク休暇なので、何やらふわふわしていて楽しげであった。街もなんだかそんな感じだ。私は冬期休暇すらけっきょく1日も消化できないまま、気がつけばこの季節になってしまったのだが、もちろん明日も仕事である。

道重さゆみのモーニング娘。’14卒業のことはわりと世間一般的にも知られているらしく、卒業コンサートにはぜひ休みを取って行くように、ということをわざわざ言われたりもした。

道重さゆみのライトなファンとして最も後めたいこと、それはモーニング娘。のコンサートに一度も行ったことがないことに尽きる。

ラジオ番組の公開録音や生放送、トーク・イベント、舞台「おじぎ30度」シリーズやいまはなき新宿コマ劇場での「リボンの騎士 the ミュージカル」など、道重さゆみやモーニング娘。を観に行ったことは何度かある。

それでは、なぜコンサートには一度も行っていないのかというと、ハロー!プロジェクトのコンサートはだいたい土曜日や日曜日や祝日に開催されていて、当時、私は仕事の都合でどうしてもそのような日に休みを取ることができなかったからである。舞台やミュージカルは平日にもやっていたので、行くことができた。ゆえに、山口県のいわゆる聖地巡礼などには何度も行っているくせにモーニング娘。のコンサートには一度も行ったことがないという、極度に歪なファンとしてのペルソナが形成されたのである。

かつてはモーニング娘。の新曲が出れば必ずCDを買っていて、抽選でイベントに参加できる券なども封入されていたのだが、日程が当っても行けない日ばかりだったので、応募していなかった。「気まぐれプリンセス」の時にたまたま平日開催だったので、1枚だけ買ったCDシングルで応募したらまんまと当り、それがいままでたった一度だけモーニング娘。のパフォーマンスを観た機会であった。

それから、いまやその気になればコンサートなどにも行ける環境になったわけだが、その頃にはすでにきわめてライトな在宅ファンに成り果てていた。

最近、社内にBerryz工房の清水佐紀と℃-uteの岡井千聖を推しているという若者がいることを知り、コンサートに誘われたりもしていたのだが、いよいよこれは本気で考えなければいけない、というか、じつはいま最大の目標だったりもするのではないか、という気がする。

さて、今日も道重さゆみのアメーバブログを読んだ。卒業発表があった山口県でのコンサートの後で更新された記事で、床に寝転んだひじょうに良い表情の画像が公開されていたが、新たに公開された「力作!!」という記事では、それの別カットが掲載されていた。そして、床に敷かれていたのは何枚ものポスターに道重さゆみ自身が文字を書いたりしたものであり、その制作中のメイキング的写真も公開されている。何が見たいかよく分っているな。

道重さゆみが卒業を発表した場面をじつはまだ見ていなかったのだが、今日、ネットパトロール中に動画を発見したので、観た。やはり感動的であった。ファンが企画したサイリウムを用いてのサプライズ的な企画に対し、感謝をしながらも、ネットで見て知っていたので驚きはしなかったとか、もっとうまくできないかなと思った、などと、ファンが期待する天使の毒もしっかり織り交ぜていて、完璧であった。

それから、アメーバブログに「幽霊!?」という記事が上った。今日の東京は良い天気だったらしい。一日中会社の中にいたので、まったく分らなかった。やはり道重さゆみは、卒業発表をした山口県でのコンサートで出せるパワーを使いきった感があるらしく、体力が取り戻っていない感じで幽霊みたいな気分だったと、それがタイトルの意味である。それからめちゃくちゃ寝たので、体力が取り戻ったらしい。

そして、「幽霊!?」というタイトルからは想像しなかった、ものすごく美しい晴れ着姿の写真が掲載されていた。

モーニング娘。’14としての道重さゆみの活動は秋コンサートの最終日まで続くが、おそらくそれについては疾走モードで行くのだろう。そこで、アイドル・道重さゆみ伝説はピークを迎える。

現在、道重さゆみを道重さゆみたらしめているのは、その物語性、つまりモーニング娘。に憧れる山口県の田舎の、可愛いけれど地味でさえない女の子がオーディションに合格し、晴れてメンバーになるが、そこからは思うようにいかない苦難の日々もあり、それらを乗り越えてリーダーにまでなり、セールスも復活させたという、簡単にいうとそんな感じなのだが、語ろうと思えば一晩中語れるぐらいの、それはもう美しいストーリーなのである。

それはまあそうとして、逆にいうとその物語性ゆえに必要以上に神格化というか偶像化されすぎているということもあり、私のブログなどはまさにそういう路線なわけだが、だからこそコンサートにも行ったことのないライトな在宅ファン風情が肥大化したファンタジーで語りがち、というかこれはまったくもって私自身のことなのだが、それの限界というのはもちろんある。だから、モーニング娘。'14としてであれば、コンサートにこそその実の部分はあるわけで、物語に依存せず、真にそのリアルな強度を感じるには、やはりこれを体験しなければいけないだろうと、やっと本気で行く気になったいまさらにしてこのようなことをのたまう自身のご都合主義かつ適当さ加減に目眩すら覚えるのである。

つまり、いまは秋まではモーニング娘。’14を全力でやるとして、そこで伝説はピークを迎え、その後のことをいまは語ることすら不謹慎なぐらい道重さゆみは本気なのだと思うのだが、一方でものすごく頭がよくて鋭い子なので、意識的にせよ無意識的にせよ、その後の行き方というのもビジョンはあるのだと思う。

この晴れ着写真の美しさというのは、まさに物語に依存しない強度の獲得という、その後の道重さゆみを予見させるものではないか、というのはやはりお得意のこじつけかつ深読みしすぎなのだろう。

おやさゆみん。

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